空中楼閣―Talking Dream―

好きなものを徒然なるままに。

月組「ラスト プレイ」「Heat on Beat!」

2009-10-24 21:03:14 | 観劇(タカラヅカ)
瀬奈じゅんさんとのお別れに行ってきました。

今回は母と叔母との3人で。
叔母はこの間の「エリザベート」(私は行けなかった…)で
瀬奈トートに落ちたそうで、退団をとっても残念がっていました。

【ラスト プレイ―祈りのように―

今年2本目の正塚作品。しかも両方サヨナラ公演。
なんか…人物名が…デジャヴです、正塚先生…
ヘレン(美羽さん)→ヘレナ(羽桜さん)とか、
クリストフ(七帆くん)→クリストファー(龍さん)とか、
ヴィクトール(蘭寿さん)→ヴィクトール(桐生さん)とか。

が、思い出したのは人物名とモノローグ多用(笑)とセット使いのみで、
第一感想は、
とっても楽しかった!
いやあ、よく笑わせていただきました。
いいのかな…サヨナラ公演が「楽しかった」で…
いや、楽しくないより全然いいんですが…


瀬奈さん…かっこいいかっこいいかっこいい!
いいなあ~美青年×ピアノ。
歌もとっても心地よかったです。
ミサノエール氏との掛け合いも素晴らしかった!
(で、マジシャンとかミーマイとか思い出しちゃってちょっとしんみり。)

霧矢さん…好きです。
あさこさんサヨナラだからしっかり目に焼きつけたいと思いつつ、
ついついきりやんを追ってしまう…好きだから…。
あいあいとカップル役なのが嬉しい。ラブラブで嬉しい。
あさこさんとのデュエットが本当に耳福でした。

城咲さん…勿体無いよ~やっぱり。何でやめちゃうの…
最後がきりやんとのコンビで嬉しかったです。
安心してみていられる、美女オーラ。

遼河さん…パンフの写真の大きさに、涙腺が緩んでしまった(笑)
最初に認識したのは、「ステラマリス」のシェフ。
アギラールにドキドキしたなあ。
すらりと背の高い、文句なしの美男子(爆)
「俺は去る!」と言って、行ってしまうんですね…

羽桜さん…正直、もうちょっと出番欲しかったよ~
あさこさんとハッピーエンドじゃ駄目だったのかなあ?
最初のほうであさこさんと「またどこかで」「お互いがんばりましょう」
みたいなやりとりがあって、「え、こんなに早く?」とうろたえました(笑)

龍さん…まるまる1曲のソロがあってびっくり。そして上手いな~。
長身で小顔で、これからが楽しみです。

桐生さん…吉本に出てくるヤクザのよーな役でしたが、笑わせてくれました。
これからも楽しみです。

青樹さん…カッコいい悪役…と思いきや??
いやあ、よく笑わせていただきました^^

星条さん&明日海さん…出番、あれだけ? いや、お二人とも美しかったですが。

コメディながらあっちこっちにサヨナラを匂わせるセリフが散りばめてあって、
油断してたらそこらでしんみり。
正塚先生、宙組にもそーゆー配慮が…欲しかったな…
七帆くんとか七帆くんとか七帆くんとか(未練がましい)



幕間…母&叔母のオールドファン宝塚トークが楽しい。
この前の花組の外伝ベルばらの話とか聞けて良かった~。


【Heat on Beat!】

そして、ショー。
とっても評判が良かったので、楽しみにしていました。
期待通り、お腹いっぱい。

オープニングから賑やかで楽しい。皆の輝きが眩しい。

で、そこが終わったらいきなり、龍さんメインのシーンがまるまる1つあったので
びっくりしました。すげえ…
歌上手いから聞かせてくれますね~まさ&みりコンビの並びも美しいです。
そしてやっぱり退団者の麗百絵ちゃんのダンスにも瞠目。
どこまで脚上がるの~! どこまで回るの~! 本当に惜しい人です。
対になって出ていた蘭乃はなちゃんも可愛い!

その次は、待ってました、赤い椅子の場面。
エロくてかっこいいらしい、という前評判は聞いていましたが、すごかった…!
あさこさん&あいあいのリフトすごい!
そして男役勢も娘役勢もひたすらセクシーで美しい!
いや~、眼福でした…

ぐわーーっと揺さぶられる感じだったのは、「エル・ビエント」の場面。
白い衣装の人たちが踊る中、あさこさんの歌声が響く。朗々と、響く。
美しくて、力強くて、何だか切なくて。
「あさこさん、いなくなっちゃうのか…」と実感が押し寄せてきて
場面の美しさに満たされて幸せな気持ちと寂しさとがないまぜになって。

続いてはあさ&きり、がっつり男役二人での掛け合い。
二人ともカッコいい~&歌も耳福~

そしてタンゴ。
あひ&しずくの銀橋が嬉しい~~(涙)
あさこさん、脱ぎます(笑)
何か顔ばっかり見てたせいか、裸足だったことに気づかなかった。
(後で叔母から聞いた)

いよいよフィナーレ。
…って、いきなり怒涛のきり&あいキターーーーー!
デュエットダンスであいあいを見つめるきりやんの表情が好きです。
そして、銀橋から舞台に戻って踊るきりやんを
あいあいが花道から見つめる演出に涙。
きり&あいコンビが大好きだった私にとっては、もう……

…ここで大階段が出てくる。
盛りだくさんの内容なのに、「えっ、もう終わっちゃうの!?」と思ってしまった。
あまりにも全ての場面が楽しすぎて。

黒燕尾のあさこさん。
男役を、極めた姿。

そして、トップコンビのデュエットダンスがない分、
たっぷり見せます魅せます黒燕尾男祭!(笑)
…堪能しました。
最後の、銀橋で一人スポットと拍手を浴びるあさこさんの放つ光量に、
圧倒される。

最後のパレード。
エトワールは、やっぱりこれが最後の音姫すなおさん。
いかにもエトワール!な曲ではなかったけど、
美声をたっぷりと聞かせてくれました。

続いての、繊細というか弱々しい(ひでえな私)歌声は、
羽桜しずくちゃん!!
…この辺りで涙腺決壊。
博多座サリー。全然歌えていなかった、「顎で受け止めて」。
でも、その体いっぱいで、サリーの不安を、健気さを、伝えてくれた。
どうして、いなくなってしまうのだろう。
一気に喪失感が押し寄せてくる。

続いて降りてくるのがあいあいだし!
この辺からぐずぐずと泣いていた。
あひくんも一人降り。感慨深い……

最後のあさこさんは、
真っ白な燕尾に真っ白なシルクハット、真っ白な羽(with雉羽)に身を包んで、
純白の光を放っていた。

やっぱり、私の中でのこの人のイメージは「軽妙」だ。
軽々と、この地上を飛び越えていく、翼を持った人だ。
さようなら、「男役」のあさこさん。
さようなら、あいあい。しずくちゃん。あひくん。
最後まで、美しいものを見せてくれて、ありがとう。
とっても幸せなショーでした。

終演後も3人でヅカトーク。
ベルばら初演をリアルタイムで見ている人たちだからな~
文字や映像でしか知らない話を聞けるのがとっても楽しいです。
ハードスケジュールでしたが、良い一日でした。
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