雪組「カラマーゾフの兄弟」（DVD）

原作は、未読です（こら）。

ラインナップ発表時からめちゃくちゃ興味があって行きたかったのですが、
遠いのと（現在、梅田は宝塚より更に遠い）時間がなくて見逃しました…
とっても好評だったようで、生で見られなかったのが今でも残念です。

で、DVD買ってから２ヶ月放置してたのは（爆）
脳内が宙組一色になってたからです、スミマセン…
いや、見るのがめっちゃ楽しみだったから、
時間が確保できるまでとっておいてたんだけどね…
（どうでも良ければ車で音だけ聞いて終了。）

１週間ぐらい空けて、１幕・２幕を分けて見ました。

いやあ、とにかく音楽がいい。
グルーシェニカの「心の中の神」は名曲だし、
オープニングの
♪衝動　衝動　衝動　衝動　カラマーゾフの衝動～
も暫く脳内をエンドレスリピート。
ゆみこさんが歌う「雪解けに咲くマリンカのように」は、
私の中で「歌われてみたいラブソング」１・２位を争うかも。
（ただし、ゆみこさんの声で！という条件付。）
「青春の終わりに」もめっちゃいいな～、泣けるなー。
「エル・アルコン」でも良かったけど、寺嶋さん、これからもヅカ曲書いてくれるのかな。
（「太王四神記」に曲書いてほしかったな…独り言。
　あれだけ壮大なミュージカルなのに、終わってから残る曲が１曲もなかったもんな…）

それから、サイトー演出ならではの派手派手オープニングが好きです。
１幕終わりの勢ぞろいっぷりも好きです。
１回見た後だと更に楽しいんだろうな（もしくは、原作読んでからだと）
それから、フィナーレ後の挨拶のところが、各々役になりきって
絡み合ってるのが良かった。ああいうの好き。
（イワンを巡るカテリーナVSイワンの影とか、
　グルーシェニカを巡るミーチャVSフョードルとか。）

でもって、皆ハマり役。
ドミートリイ＠水さんは、
グルーシェニカならずとも惚れ込んでしまう真っ直ぐさ＆やさぐれ具合だし、
そのグルーシェニカ＠白羽さんはもう、完璧！
キュートでセクシーで、それでいて脆くて。
（最近の松雪泰子さん＠舞台を見たときと同じ感想を持った。）
こういう役もできたんだな～。
イワン＠彩吹さんはとにかく、歌が絶品！
裁判のシーンでは主役でしたね。ああいう被虐系似合うのか。惚れます。
アレクセイ＠沙央さんは、とにかく美しい！
リーズならずとも、「マリンカのような君」と歌いたくなります。
彼が信じてくれたなら、シベリアまで行ってもいいか、みたいな…（嘘です）
スメルジャコフ＠彩那さんは、その狂気にゾクゾクしました。
美しいだけじゃないのね。
カテリーナ＠大月さんは、お固くて不器用な感じがよく出てたと思います。
それから何と言ってもフョードル＠未来さん。
何なの、あのエロオヤジぶり（爆）すごいわー。
フィナーレで歌いまくってくれてるのもいいですね。
それから、メイクも含めてイワンの幻影＠五峰さんに惚れた。
いやあ、確かにトートまんまなんだけど、女性の姿である分（でも一人称は「僕」）
その倒錯的な色気が絶品でした。ダンスも凄いし。
でもって、色気で誘惑してくるくせにダンスは男前だし。

フィナーレで噂に聞いていた「ロシア民謡メドレー＠ダンスミュージック風」が
流れ始めたときには「サイトーちょっと来い」（何様だ私）と一瞬思いましたが、
「カチューシャ」も「黒い瞳」も好きなので、結局楽しんでしまいました。
でも「黒い瞳」が流れ始めると、
脳内でプルシェンコやコーエンがステップ踏み始めるのは、
スケオタの習性か…

次は原作を読まなくちゃなあ。