空中楼閣―Talking Dream―

好きなものを徒然なるままに。

花組「邪馬台国の風」「Sante!」

2017-07-08 22:08:25 | 観劇(タカラヅカ)
千秋楽直前に滑り込み観劇。

……どうして組替え発表をあと3日待ってくれないかなあ。
キキちゃんとってもステキだったのに。
キキちゃんのことも大好きなのに。
どういう思いで見たらいいのか、戸惑う宙ファン。
(いや、「宙組へようこそ!」という思いもあるんですよ、勿論!!
今後はキキちゃんも「大事な宙の組子」になるんだもの。
でも、今日はまだ、複雑…)

それに足を取られつつも、楽しんできました!


【邪馬台国の風】

…演目発表の時から地雷臭しかせず、初日明けたらTLが阿鼻叫喚で(爆)
むしろ楽しみになるほどで(おいこら)
でもいっぱい改訂も入り、演者の頑張りもあり、凄く良くなってきた!
という予備知識の中、千秋楽直前。

まあ、良作か駄作かと言われたらはっきりきっぱり駄作だと思いますが(笑顔)
思ってたより断然良かったです(酷)

「大筋」に、破綻が無いから。
くがたち(漢字忘れた)の使い方とか面白い、とさえ思ってしまった。
ただビジュアル的には、「太王四神記」の剣のほうがカッコいいよね!
(その場合、トリックではどうにもならんから。)

それから、「心の動き」が破綻してないから。
敵役が多すぎるんだけど(笑)それぞれ、そんなに変な行動はしてないから。
一番ツッコミどころが多いのが主人公カップルだけど、
自己中なだけで変なことはしないから。

じゃあ何が、というと、基本設定と脚本と演出ですよね(ばっさり)

貸切公演だったので最初に組長(さおたさん)挨拶があって、
「宝塚歌劇では珍しい、弥生時代が舞台」とのたまってましたが、
「弥生時代が舞台」なのが最大の敗因かと。

衣装とか小道具とか、あれで「弥生時代です(キリッ)」と強弁しちゃうのは無理があるでしょう~
卑弥呼モチーフの、なんちゃって古代で良かったのに~~
そして、仕えている「神」がざっくりしすぎですよ…
(そういうのに気を取られると楽しめない、私にも問題があるんですけどね)

セリフも細かいところがいちいち気になる。
「そこ歌詞にする!?」というのに引っ掛かる。
(みりお君とキキちゃんの銀橋掛け合いとか、ぱっと見はカッコいいんですが、内容が…)
結果、ヒロインに恐ろしいほど魅力が無い…
少なくとも「逃げよう」と言われて躊躇無く走り出してしまうあたり……
恋に落ちる理由が「前世からの約束」という託宣一つ、なのが何とも……

演出も。
まぁ、良く言えばクラシカル。良く言えば(爆)
セリとか盆とかいろいろ使われてはいるんだけど、うーん。
とりあえず、暗転多い……
あ、日食は楽しかったです。個人的には。

文句ばっかり言っていますが、
みりお様がカッコいいヒーローで、ヒロインといちゃいちゃしていて、
キキ君がダークヒーローで、マギー様のラスボス感がすごくて、
じゅりあ様の悪女が懐かしくて、(セームとか呂妃とか思い出した)
柚香水美が良いコンビで、あきらがイケメンで、
娘役さんに見せ場が多くて、楽しかったのです、はい。


【Sante!!-最高級ワインをあなたに-

文句なしに楽しかった~!!

とにかく、ザッツ花組、な男役群舞が圧巻。(ヤン様振付はやっぱり素晴らしい)
ソフト帽とスーツのシーンも、黒燕尾も。

カンカン風のラインダンスは、柚カレーがひたすらかわいくてにやにや。
みりお-キキ・カレー-あきら-ちなつ・マイティと、男役のメイン所ががっちりしていて、
娘役が華も実力もあって、充実期ですね。
らいらいフューチャーもあって嬉しかった。

今年はひたすら「モン・パリ」推しなんですかね。
シャンソンメドレーもおしゃれで素敵だったし、
前面に出すぎ、と思いながらも、圭子ねーさまの「愛の讃歌」は聞かせますなあ。
マギー氏も大活躍。

みりお君と仙名さんのデュエットダンスがとっても良かった。
お披露目おめでとう!!

藤井先生のいいところが詰まったショーでした。
通える場面いっぱい。

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