空中楼閣―Talking Dream―

好きなものを徒然なるままに。

雪組千秋楽ライビュ&出待ち

2017-05-29 23:14:59 | ゲキシネ、舞台中継
ちぎみゆのお見送りに。

何か、千秋楽(以外も)ライブビューイングが、あれよあれよという間に広がって、
とうとうムラ千秋楽まで中継されるようになってしまった…!という驚き。

予定調整がなかなかつかない間に、最寄りの会場が完売になってしまい、
これは無理かな~と諦めていたところ、
「あれ? 劇場に近いところだったら、
中継終了後に大劇場に移動したら、ちょうど出待ちできるんじゃない?」
ということに気付いてしまった、千秋楽2日前。

で、結局行っちゃいました。中継も出待ちも。

お芝居のライビュ。
やっぱりいい作品ですよね。

出だしの「金比羅船船」でスイッチ入っちゃって、以後、
歌のシーンではほぼ洩れなく涙、涙でしたが、
ラストで決壊しました。
汝鳥さま演じるお大尽を丸め込んで、手に手を取って走っていくちぎみゆ。
2人が走る銀橋に向かって、「待て~!」と叫ぶお大尽。
そこまでは同じだったのですが、そこに続いて、
「2人とも、幸せになれよ~~!!」って。
汝鳥さまからちぎみゆへの、餞の言葉。
あまりの驚きに涙が噴き出して、幕間も泣いていました。

ショーも良かった!
そして、コサージュを見て、「退団」を実感する。
雪組が好きだった。ちぎみゆの雪組が素晴らしかった。

それに続く、サヨナラショー。
最初に紹介されたちぎちゃんの過去の映像に、ネバセイがあり、竜馬伝があり、
…宙組時代が確かにあって、泣かされた。
ちぎちゃんの「和物の歴史」は、「竜馬伝」と「殉情」から始まっていたんだなあ。

「退団者への贈る言葉」は、みと組長が全員分言ってくれて、それがとても素敵だった。

サヨナラショーの曲目は、全てちぎみゆ時代のもので。
それが少し寂しくもあり(そこに至るまでのちぎちゃんも愛してきたので)
ちぎちゃんらしいな、と思う。
『ルパン三世』の「リベルテ」はいい曲だね。
『星影の人』の「生きるときめき」も良いね。
ラストは全員で、「GREATEST HITS!!」。栄光の歴史を締めくくるのにふさわしい曲。

退団者の御挨拶。

袴姿(だってトップじゃないから)でカラーの花束を持つ人はあんまり記憶に無い…
長身にふさわしい、長い花束を持って、そしてそれを持て余し気味に見える大ちゃんが、
ひたすら愛おしくて…。
私がちゃんと座席で見たサヨナラ千秋楽は、タニウメと桂美海だけなんだけど、
その両方に大ちゃんはいたよね、と思い出す。
あなたもまた、「幸せな記憶」の結晶だった。

黒燕尾でなく、袴姿のちぎちゃんの御挨拶を聞きながら、「終わってしまうんだな」と痛感する。
ヅカファンでいることが辛いと思ってしまったとき、どれほどあなたに救われたか。
ありがとう、ちぎちゃん。

カーテンコールでラブラブなちぎみゆに癒やされる。
ゆうみちゃんに「私の愛する人のイニシャルはS!」と言われて照れまくるちぎちゃんと、
ちぎちゃんに「(彼女の)掌で転がされています」と言われてきょとんとするゆうみちゃん。
ベストカップル。どうか、幸せに。


その足で電車に乗ってムラに移動。ファンクラブの人たちの後ろをゲット。
遠いけれど、真正面に、車に乗り込む皆さんが見えた。

風があって涼しくて助かったけど、羽虫がすごく多くて(灯りに寄ってくる)
ジェンヌさんたちも手を振りつつ虫を払ってる感じで(笑)

実際に見ると感じる、退団オーラ。
娘役さんみんなかわいいなあ。
蒼井さん、あんりちゃん、桃ひなちゃん、そしてゆうみちゃん。

がおりさんの背筋はぴんと伸びていて。
大ちゃんはやっぱり愛おしかった。大好きだったよ、だいちゃん。

そして、ちぎちゃん。
去りゆく姿を見たら、やっぱり泣いてしまった。
ありがとう、大好きでした。


だいもんの出まで見送って、解散。
一緒に出待ちしていた人たち(初対面)と盛り上がり、楽しい時間を過ごせました。
タカラヅカ・フォーエバー。
別れを繰り返して、新しい出会いを迎える。

私にとってちぎちゃん(と大ちゃん)は、別れの思い出と「未来」の象徴だった。
ちぎちゃんのいなくなってしまったタカラヅカを、私はこれからも愛していく。

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