ここ数ヶ月、ずーーーーーっと楽しみにし続けていた公演。
たとえチケットが3階席しか取れなくても!
(何度も喚いていますが、梅田芸術劇場の3階は大嫌いですw)
楽しみにしすぎて、ハードル上がりすぎじゃないのかとか、
終わってからまともに生きていけるのかとか(爆)いらん心配までしていましたが、
いやあ、見られて本っっ当に良かった!
…と、声を大にしていいたいです。
名作の力、キャストの熱。
幸せでした。
小栗旬@捨之介。
3D小栗旬の威力。
とにかく美しい! かっこいい!
そりゃあね、アクションの魅せ方という点では、後述2人ほどじゃなかったし、
「百人斬り」も「すげえ!」というよりは、「よく頑張った!」って感じでしたが(何様)
説得力のある美しさ。
何より、衣装担当さんGJですわ。
あの、膝丈の着流し!
動くたびに膝が覗く! 小栗旬の膝が! 生足が!(落ち着け)
捨之介は決してヒーローではない。強くない。
右往左往して、誰も救えなくて。
でも、紛れもなく彼が主人公だった。捨之介の物語だった。
一度全てを失った彼が、かつての縁を断ち切って、再生する物語。
だからラストシーンは、「はじまり」なのだと感じた。
対する、森山未來@天魔王。
えーっと、キャスティング知ったときは、
もうちょっと二枚目悪役な役作りで来るかなあと予想していたんですが、
(捨之介とのコントラストをそれほど付ける必要がなくなったので)
蓋を開けてみれば、
怪演。
はっきり、「狂気」の役。
…改めて、一度彼には「キャバレー」のMC役をやってほしいなあと思いました。
(阿部サダヲのMCが大好きで、未來君のクリフも大好きで、それでもあえて)
いやあ、ファンとしては、もうちょっとカッコ付けてくれても良かったんですけどね。
凄かったです。
…でもなあ、あまりにも「狂気」が前面に出ていて、
何故、天部八部衆(特に将監あたり)が彼に盲目的に従っているのか、が
やや見えにくかった気がします。
それは「信長の影武者」設定が消えてしまったからやむを得ないところであるんですが。
(何故彼が「自分も『天』になれると錯覚した」のかがいまいち説得力が薄くて…)
彼もコスチュームが、アクションをとにかく綺麗に見せてくれるデザインで、
華麗な動きを堪能しました。
早乙女太一@無界屋蘭兵衛。
アテ書きかと思うまでのハマリ役。
…ただし、「蘭兵衛」ではなく、「蘭丸」のね。
彼は最初から、『過去』に縛られて生きている。
天魔王の策を見下し、「自分ならどう攻めるか」を考えながら生きている。
だから、彼が魔に堕ちるのは、彼自身の意志に見えた。
(…天魔王に、彼を「惑わせる」だけの色気がなかったせいもある…)
しかし、生で見るの2回目ですが、相変わらず、
殺陣が絶品。
ため息しか出ません。うっとり。
「流麗」という言葉がよく似合う。
長い羽織が綺麗に翻るのよね。
その、森山未來VS早乙女太一の殺陣は、とにかく時間をとってたっぷり見せてくれて、
ぶっちゃけ、「このシーンのためにお金払えます」って感じでした。
映像でなく、生で見られて本当に良かった。
…逆に、キスシーンが見事に色気が無くて(爆)
自分でも拍子抜けするほど萌えなかった。
この蘭兵衛、見た目ほど儚いキャラじゃなかったしな。
天魔王も、「悪」より狂気のほうが際立ってたしな。
何より、関係性がわりと対等な感じだったので。(意外に好みが細かいらしいよ)
でも、未來=毛人、太一=厩戸で、「日出処の天子」が見たいとか、こっそり願っているんです(爆)もしくは小栗=本郷、太一=黄で「南京路に花吹雪」。
勝地涼@兵庫。
惚れました。
兵庫と、関八州荒武者隊の生き様に。
「2万回ぶん殴れば済むことだ!」の瞬間に、
ああ、この男好きだ…!としみじみ思った。
ここまで正統派に二枚目な兵庫も初めてだったし、
今回、捨之介-天魔王が2人の役者に分かれたことで、
結果的に兵庫役の比重がすごく上がった気がする。
(彼一人を巡って複数のドラマが進行するし、テーマに最も深く関わるし)
殺陣も頑張っていた…!
…だからねえ、恋愛対象としては、絶対に蘭兵衛よりも兵庫だと思うんだ。
いや、萌えるのは蘭兵衛の破滅性に萌えるけど、兵庫の馬鹿正直さがマジ愛しい。
……と、極楽さんに言ってやりたくなったんですが。
小池栄子@極楽太夫。
文句なしのいい女。
「太夫」の顔も、雑賀の「竜胆」の顔も、どっちもあまりにも美しくかつ男前で。
兵庫が人生捧げるのに値する女だと思いました。
…巨乳ネタ多すぎだけどな。
衣装も全部ゴージャスで良かった!
蘭兵衛との関係性がここまではっきり描かれていたのは初めて見たけど、
私はこの2人は「同志」であるほうが好みだなあ。
仲里依紗@沙霧。
キュート。
物語を動かしていく存在。
彼女が正体明かすシーンが好きです。
千葉哲也@狸穴二郎衛門。
ラストのオチが変わった結果、狸穴さんが「一癖ある奴」から「いい人」になった。
そこまでの流れに説得力がある役作りがされていたと思う。
無界が滅びた後、およしの亡骸に寄り添う場面がすごく好き。
…でもそうなると、極楽さんに殴られたのが、殴られ損に思えるのよね(笑)
高田聖子@贋鉄斎。
パンフにもあったけど、「おかあさん」だと思った。
(しかし観劇後「アオドクロ」のDVD見たら、聖子姐さんが極楽なので妙に違和感がw)
「7人」の中にいてくれる安心感。
そして「百人斬り」は…そうなるのか(一応、ネタバレ控えます)
更に「斬鎧剣」は…それでいいのかあ!?
楽しかったけど。
河野まさと@裏切り三五。
さすがの安定感。
よっっっく笑わせていただきました!
粟根まことさんをはじめ、新感線メンバーの方々もさすがで。
真夏の大阪、堪能しました「ワカドクロ」!
たとえチケットが3階席しか取れなくても!
(何度も喚いていますが、梅田芸術劇場の3階は大嫌いですw)
楽しみにしすぎて、ハードル上がりすぎじゃないのかとか、
終わってからまともに生きていけるのかとか(爆)いらん心配までしていましたが、
いやあ、見られて本っっ当に良かった!
…と、声を大にしていいたいです。
名作の力、キャストの熱。
幸せでした。
小栗旬@捨之介。
3D小栗旬の威力。
とにかく美しい! かっこいい!
そりゃあね、アクションの魅せ方という点では、後述2人ほどじゃなかったし、
「百人斬り」も「すげえ!」というよりは、「よく頑張った!」って感じでしたが(何様)
説得力のある美しさ。
何より、衣装担当さんGJですわ。
あの、膝丈の着流し!
動くたびに膝が覗く! 小栗旬の膝が! 生足が!(落ち着け)
捨之介は決してヒーローではない。強くない。
右往左往して、誰も救えなくて。
でも、紛れもなく彼が主人公だった。捨之介の物語だった。
一度全てを失った彼が、かつての縁を断ち切って、再生する物語。
だからラストシーンは、「はじまり」なのだと感じた。
対する、森山未來@天魔王。
えーっと、キャスティング知ったときは、
もうちょっと二枚目悪役な役作りで来るかなあと予想していたんですが、
(捨之介とのコントラストをそれほど付ける必要がなくなったので)
蓋を開けてみれば、
怪演。
はっきり、「狂気」の役。
…改めて、一度彼には「キャバレー」のMC役をやってほしいなあと思いました。
(阿部サダヲのMCが大好きで、未來君のクリフも大好きで、それでもあえて)
いやあ、ファンとしては、もうちょっとカッコ付けてくれても良かったんですけどね。
凄かったです。
…でもなあ、あまりにも「狂気」が前面に出ていて、
何故、天部八部衆(特に将監あたり)が彼に盲目的に従っているのか、が
やや見えにくかった気がします。
それは「信長の影武者」設定が消えてしまったからやむを得ないところであるんですが。
(何故彼が「自分も『天』になれると錯覚した」のかがいまいち説得力が薄くて…)
彼もコスチュームが、アクションをとにかく綺麗に見せてくれるデザインで、
華麗な動きを堪能しました。
早乙女太一@無界屋蘭兵衛。
アテ書きかと思うまでのハマリ役。
…ただし、「蘭兵衛」ではなく、「蘭丸」のね。
彼は最初から、『過去』に縛られて生きている。
天魔王の策を見下し、「自分ならどう攻めるか」を考えながら生きている。
だから、彼が魔に堕ちるのは、彼自身の意志に見えた。
(…天魔王に、彼を「惑わせる」だけの色気がなかったせいもある…)
しかし、生で見るの2回目ですが、相変わらず、
殺陣が絶品。
ため息しか出ません。うっとり。
「流麗」という言葉がよく似合う。
長い羽織が綺麗に翻るのよね。
その、森山未來VS早乙女太一の殺陣は、とにかく時間をとってたっぷり見せてくれて、
ぶっちゃけ、「このシーンのためにお金払えます」って感じでした。
映像でなく、生で見られて本当に良かった。
…逆に、キスシーンが見事に色気が無くて(爆)
自分でも拍子抜けするほど萌えなかった。
この蘭兵衛、見た目ほど儚いキャラじゃなかったしな。
天魔王も、「悪」より狂気のほうが際立ってたしな。
何より、関係性がわりと対等な感じだったので。(意外に好みが細かいらしいよ)
でも、未來=毛人、太一=厩戸で、「日出処の天子」が見たいとか、こっそり願っているんです(爆)もしくは小栗=本郷、太一=黄で「南京路に花吹雪」。
勝地涼@兵庫。
惚れました。
兵庫と、関八州荒武者隊の生き様に。
「2万回ぶん殴れば済むことだ!」の瞬間に、
ああ、この男好きだ…!としみじみ思った。
ここまで正統派に二枚目な兵庫も初めてだったし、
今回、捨之介-天魔王が2人の役者に分かれたことで、
結果的に兵庫役の比重がすごく上がった気がする。
(彼一人を巡って複数のドラマが進行するし、テーマに最も深く関わるし)
殺陣も頑張っていた…!
…だからねえ、恋愛対象としては、絶対に蘭兵衛よりも兵庫だと思うんだ。
いや、萌えるのは蘭兵衛の破滅性に萌えるけど、兵庫の馬鹿正直さがマジ愛しい。
……と、極楽さんに言ってやりたくなったんですが。
小池栄子@極楽太夫。
文句なしのいい女。
「太夫」の顔も、雑賀の「竜胆」の顔も、どっちもあまりにも美しくかつ男前で。
兵庫が人生捧げるのに値する女だと思いました。
…巨乳ネタ多すぎだけどな。
衣装も全部ゴージャスで良かった!
蘭兵衛との関係性がここまではっきり描かれていたのは初めて見たけど、
私はこの2人は「同志」であるほうが好みだなあ。
仲里依紗@沙霧。
キュート。
物語を動かしていく存在。
彼女が正体明かすシーンが好きです。
千葉哲也@狸穴二郎衛門。
ラストのオチが変わった結果、狸穴さんが「一癖ある奴」から「いい人」になった。
そこまでの流れに説得力がある役作りがされていたと思う。
無界が滅びた後、およしの亡骸に寄り添う場面がすごく好き。
…でもそうなると、極楽さんに殴られたのが、殴られ損に思えるのよね(笑)
高田聖子@贋鉄斎。
パンフにもあったけど、「おかあさん」だと思った。
(しかし観劇後「アオドクロ」のDVD見たら、聖子姐さんが極楽なので妙に違和感がw)
「7人」の中にいてくれる安心感。
そして「百人斬り」は…そうなるのか(一応、ネタバレ控えます)
更に「斬鎧剣」は…それでいいのかあ!?
楽しかったけど。
河野まさと@裏切り三五。
さすがの安定感。
よっっっく笑わせていただきました!
粟根まことさんをはじめ、新感線メンバーの方々もさすがで。
真夏の大阪、堪能しました「ワカドクロ」!
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