事務所経費問題

今週末は党首が出席した討論会が各テレビ局で行われていた。
家でゴロゴロしていたので、何度も見てしまった。

それにしても、聞いていて非常に腹立たしい限りだ。どう考えても感覚が、全く世の中の一般人とずれている。権力を握ると、何故、こんなにくだらない人間に落ちてしまうのか不思議だ。
事務所経費問題については、安倍君が一人で「問題ない」と言っている。まるで亡くなられた前農水大臣のごとく、理由の説明が全く論理的ではなく、詳細は当事者から説明があったと言って逃げている。
安倍君の抗弁など、どうでもよいことだ。基本的におかしいのは、何故、２箇所も３箇所も事務所の経費を税金でまかなえるような仕組みになっているのか、ということだ。しかも、両親の自宅や、妻の実家や、何故、それが事務所なのだ。

一般企業に勤める身としては、そのようなムダな経費は絶対に削減することを考える。誰が費用負担するからよいとか、ではなく、ムダは排除するよう努力する。
なぜ、国会議員や、閣僚は、そのような基本的な動作が取れないのだろう。

いくらまでは明細を開示するとか、全部開示すると煩雑な事務になるとか、甚だ飽きれてしまう議論を、国会で繰り広げている。

この国の将来は、本当にお先真っ暗だ。
このような時間が経過している間にも、国の債務超過に対する金利負担がどんどん膨らんでいる。　年金どころの話ではない、と感じてる。

参議院も衆議院もいっそのことすべて解散し、立候補する人はすべての情報を開示することを約束させ、違反者は直ちに退場、としてはどうかと考える。

月末の参議院選は、投票したい人も党もいない。　なんて残念なことだ。