北野武監督の新作の題名は「アキレスと亀」だそうだ。
これはゼノンのパラドクスの一例で、「カメを追いかけてカメのいた地点にたどり着いても、その時点
でカメはさらに先に進んでいるため永久にカメに追いつくことはできない。」という無限に関するパラドクスに
分類される。
わたしが中学校の時にに知ったもう一つのパラドクスは、
「クレタ人は嘘つきである」とクレタ人が言った。
というもので、自己言及のパラドクスに分類されるようだ。ゲーデルはこれを「この命題は証明出来ない」という命題に
改めて、第一不完全性定理というものを導いた、そうだ。(上記 Wikipedia より)
さて、以下の話にはパラドクスが含まれているだろうか?
師「なんじらはユニークであれ」
弟子A「ユニークとはどういうことですか」
師「他人とは違うことを行い、主張することである」
弟子B「なぜユニークであることが必要なのでしょう?」
師「埋もれず、目立つためである」
弟子全員「わかりました。師のおっしゃるとおりユニークたらんと努力します」
このように全弟子が師に同意したので彼らのユニークさは失われた。