※大阪桐蔭
この日も終始リバウンド勝負オフェンスディフェンス共にもうひとつだった中でよく勝てたと思います。この日の出来では現状全国ではひとつふたつ勝てるかどうかといったところに見えましたが楽しみに見えた選手がまた一人現れる。背番号16の選手、先日観て印象に残った選手と同じなような気もしますが登録通りなら藤澤さんという1年生、まだセーフティーリードとは言えない最終ピリオドの頭、いわば勝負所で起用されてファーストタッチで出来たシュートスペースを逃さず瞬時に判断して放ったシュートは外れましたが、このプレーで主力選手の信頼を勝ち得たのか直後に相手の針の穴を通すようなロングパスがこの選手に入り通る。この選手に対する信頼がなければ出せないパスに見えました。徐々に周りの動きとズレが生じだし5分程で下げられましたが単に動きにキレがあるだけでなくなかなか位置取りも良い選手に見えましたのでウインターカップまでにもっと瀬戸際の攻防でも使える選手になってる可能性もあると思います。もしそうなれば一見するとそういうタイプの選手ではないだけに、相手に対して効果絶大となる可能性も秘めているかと思われます。北條選手のシュートの精度と瞬時の判断力にも目を見張るものがありました。序盤にサイドからボードに当ててスリーを決めたのは狙ってのものに見えました。ただチームとしてのバスケには課題も残りました。勝つには勝ってブロックリーグ全勝優勝を決めましたが相手がカオサラ?選手を下げてくれた第1ピリオド後半5分で畳みかけた事によって作った貯金が最後まで虎の子のものとなり逃げ切れた側面が大きく、あれがなかったら危なかったです。主に留学生であることが多い核になる別格の強さを誇る選手への対応に課題が残ったのと無理なパスワークも目立ちました。後者はウインターカップに向けて色々試してるようにも見えましたが前者はそうした選手と無理に勝負しにいった事により体以上に頭や神経を消耗したのか普段なら決めるフリースローを外す場面も目立ち影響を及ぼして見えました。全国ではこういう選手との戦いが増えるかと思われ、いかに無理なくチームとして止めるかがひとつのテーマになりそうに見えました。例えばその選手そのものを止めるのではなくその選手を孤立さすべくその選手へのパスの出所を塞ぐ、その選手がボールをもらいにこさす動きをさせる 等色々考え方はあるかと思われます。この日はガードを主力の色々な選手にさせてましたがウインターカップでも相手によってガードを変える必要もあるかも知れません。ウインターカップ開幕まで後約3週間。勝ち進む可能性雰囲気は一貫して感じられるため、それが現実のものとなればいいなぁと思います。