じゅんなおひとのつぶやき

主に中学と高校のスポーツ観戦記になると思いますが掲載していきます 一応、ジャンルはオールマイティのつもりなのですが(笑)

第104回全国高校ラグビー準々決勝展望

2025-01-01 16:14:22 | 高校ラグビー
※第1試合:大分東明ー常翔学園
バックスの展開力やチームとしての鋭さで勝る常翔学園がやや優位かと思われる 常翔のサイドアタックを東明が止めることが出来るかが試合のポイントのひとつになりそう 常翔としてはそれをより効果的にすべくセンターのところでもう少しタメを作りたい 攻撃が一本調子なのも気になり緩急をつけたいところ 大分東明の攻撃は個々の突破が目立つがサポートがしっかりしてるため単発では終わりにくい 常翔としてはまずは相手右プロップのはがしを許さないようにしたい その上でサポートの選手も含めて封じる事が出来るかも焦点になりそうだ 東明の強い選手との戦いを避けるゲームメイクも選択肢のひとつだろう




※第2試合:東海大大阪仰星ー東福岡
接点の攻防で勝る東海大大阪仰星が優位 東福岡としてはトライ合戦に持ち込みたい



※第3試合:大阪桐蔭ー桐蔭学園
選抜 サニックスに続き3度目の対戦過去2度はいずれも大阪桐蔭が勝っているが2戦とも僅差 しかも桐蔭学園は過去2度ともただただ勝ちにいくという戦い方はしていないためあまり参考にならない 両プロップが強力な大阪桐蔭がスクラムでは優位に立った状態で試合が進んで行く事が予想される 桐蔭学園がどのタイミングで1列目を入れ替えてくるか それ以降のスクラムの優劣がどうなっているかが焦点の一つかと思われる 大阪桐蔭のハーフ団やフルバックを桐蔭学園が封じることが出来るかもポイントになりそう 大阪桐蔭の上記ポジションの選手は自身のボールキャリーは最小限に抑えたいところかと思われる 1列目やバックスなど大阪桐蔭のリザーブの選手の出来も鍵となるかもしれない バックスはスタメンに固執せず必要なら大半入れ替えるくらいの構えが必要かと思われる 接点での攻防で大阪桐蔭が圧力をかけ桐蔭学園にノックオンなどのミスを誘発させる事が出来れば優位に試合を進められる



※第4試合:国学院栃木ー石見智翠館
選抜大会 サニックスではいずれも石見智翠館が僅差で勝利 その時以来の再戦となる 石見智翠館が突破を計る選手を周りがサポート出来れば優位に試合を進めることが出来るかと思われる 国学院栃木はここまで堅いディフェンスを見せているが3回戦ではなかなかターンオーバー出来ず継続を許す場面が目立ったのは気になった この試合でも同様のことをすれば失点はトライ一つのみだった3回戦のようにはいかないであろう



以上です 優勝争いはやはり大阪桐蔭と桐蔭学園が本命ではあるがこの両校が準々決勝で潰し合うことにより他校にもチャンスが出てきたのではないかと思われる 特に大阪の他2校 とりわけ東海大大阪仰星のラグビーの強さと質が高い 2年前のような下剋上優勝の可能性もあるかと思われる

桐蔭学園 京都工学院 報徳学園 東海大大阪仰星 大阪桐蔭 常翔学園 天理

2024-12-30 15:56:36 | 高校ラグビー
※桐蔭学園
サニックス以降強敵相手に力勝負の強度がどこまで上がっているか 相手の圧力に屈してノックオンすることなく攻撃を継続できる力がどこまで上がっているかがカギかと思われますが前者はスクラムで相手に終盤まで喰らいつかれたのは気になりましたが1列目が入れ替わっても強さをキープ出来ていたのでそれが強敵相手にも発揮されれば強みになると感じました 後者はキックオフ後のキャッチ等接点でのノックオンが目立った点は気になりました



京都工学院
京都成章を破って全国へと駒を進めた同校はノーシードながら力はBシードクラス この日はスクラム戦で終始優位に立ちシードダウン達成 個々の突破の際のサポートの意識次第ではさらなる躍進も有り得る


報徳学園
ノーシードだが3月の近畿大会で仰星と接戦を演じるなど力はBシードクラス この日はBKの展開力で勝りBシード校相手に快勝 次戦は東海大大阪仰星 タックルとFW戦で攻める強さだけでなく守るうまさも発揮できるかどうかが浮沈の鍵とこの日観て感じた



※東海大大阪仰星
アタックの際のサポートがしっかりしており強敵相手に先行許すもシードダウン回避 勝負所で1列目を変えることが出来るのも強みに感じた スコア以上の差を感じ接戦の終盤でも選手は落ち着いて見えた この日のような展開ラグビーやFWの起用法がさらなる強敵相手にも出来るのであれば春先までよりアタック等チーム力が増しているという事になる 勝ち進む可能性を感じた



※大阪桐蔭
選抜 サニックスを制し史上初の高校3冠がかかるAシードの同校 ノーシードだが力はBシードクラスの相手にてこずる可能性もあるかと思われたが横綱相撲で勝利 だが手放しでは喜べない ハーフ団やフルバックは目立たずして光るプレーをする 後リザーブ陣のテコ入れが求められるかと思われます 



※常翔学園
2年ぶりの出場となる同校 この日はウイングに回すのが早すぎて展開は継続できてるのに攻撃が単発に終わる場面が何度か観られたのは気になりました センターのところでもう少しタメを作れるようになると上位進出も十分可能なのかもしれません 



天理
強かさが光る御所実を破っての全国大会出場 この日はノーシードだが力のある昌平に前半喰らいつかれる FW戦で劣勢に立たされたことが要因と思われる BKの展開力やタックルといった鋭さで勝り事なきを得たが今後の浮沈の鍵はとにもかくにもFW戦でどこまで踏ん張れるかかと思われる




以上です 優勝争いは大阪桐蔭と桐蔭学園が本命だとやはり感じました 大阪桐蔭は全てを出さずに 桐蔭学園もエンジンがかかりきってない中で強いノーシード相手に完勝 他校であるとすれば大分東明 天理 目黒学院 常翔学園 そして今季は眠れる獅子の東福岡あたりが6月以降強さを上げる事が出来ていればといったところかと以前に書かせていただきましたがこの中だとこの日観た中では常翔学園が面白い存在になるかもしれないと感じました ここに触れていない学校の中では東海大大阪仰星も今後絡んでくる可能性秘めると感じました この日は観てませんが国学院栃木も優勝候補相手にもただでは転ばなさそうですね

第104回全国高校ラグビーベスト8予想

2024-12-07 15:15:31 | 高校ラグビー
※桐蔭学園(神奈川)〜秋田工(秋田)のゾーン
Aシードの桐蔭学園が中心も勝てば同校の初戦の相手となる流通経済大柏(千葉)や青森山田(青森)山梨学院大付属(山梨)等すんなりとはいかせない可能性を秘める学校が揃った 今大会優勝候補に挙げられる桐蔭学園は相手FWから遠ざける展開ラグビーと常に低く刺さり続けることで高いボール保持率につなげていくラグビーが持ち味 それをいかに得点力に結びつけていくかと強敵相手に力勝負の強度がどこまで上がっているか 相手の圧力に屈してノックオンすることなく攻撃を継続できる力がどこまで上がっているかがカギかと思われる



※国学院久我山(東京第2)〜大分東明(大分)のゾーン
上記Bシード校による争いが予想される 6月の九州大会で東福岡を破って優勝した大分東明は右プロップがガツンとあたり留学生で優位なポイントを作ってバックスのスピードを活かしてトライを奪う攻撃が印象的 そうした強い選手との戦いを避けられても勝負出来るようになっていればこのゾーンの本命となりそう スクラムなどチームとしてのラグビーの強さがどこまで上がっているかが全国で勝ち進むカギとなる 初戦勝てば国学院久我山と対戦する日本航空石川(石川)がどう絡んでくるか


※中部大春日丘(愛知)〜国学院栃木(栃木)のゾーン
上記Bシードの両校に京都工学院(京都)を含めた争いが予想される 京都成章を破って全国へと駒を進めた京都工学院はノーシードながら力はBシードクラスと目され初戦勝てば対戦することになる中部大春日丘との戦いは2回戦の注目カードのひとつになるかと思われる シードの2校は選抜で上位進出を果たした経験値では京都工学院の上をいく 経験か勢いか その行方に注目



※東海大大阪仰星(大阪第2)〜目黒学院(東京第1)のゾーン
激戦区 上記Bシード2校に加え報徳学園(兵庫)佐賀工(佐賀)等ノーシード校も混じえた激しいベスト8争いが予想される 東海大大阪仰星は強敵相手にもタフにあたり続けて失点を防ぐ力はある そうした相手にアタックで前にいけるようになれば、全国制覇の期待も膨らんでくる 佐賀工は今季ここまで目立った戦績は残せていないが大会までにはしっかりと上げてくるであろう 選抜で東福岡を破る殊勲の星をあげた目黒学院と初戦勝てば2回戦で戦うことになる報徳学園の対戦も実現すれば好カードのひとつ 報徳学園はノーシードだが3月の近畿大会で仰星と接戦を演じるなど力はBシードクラスなだけに予断を許さないかと思われる



※大阪桐蔭(大阪第1)〜坂出第一(香川)のゾーン
選抜 サニックスを制し高校3冠がかかるAシードの大阪桐蔭がこのゾーンはもちろん優勝争いの本命でもあるが で あるがゆえに長崎北陽台(長崎)が初戦の相手にくれば手こずる可能性もあるかと思われる ここまで2冠達成とはいえ手放しでは喜べない内容のそれにも見えた大阪桐蔭の3冠達成の鍵は攻撃面でのさらなる進化がサニックス以降なされているかにあるかと思われる 



※東福岡(福岡)〜茗溪学園(茨城)のゾーン
昨年も準々決勝で対戦した上記Bシード校の争いと思われるが本命は東福岡と予想する 今季はここまで思うような戦績が残せておらずノーシードの危険性もあった同校だが接点の強さが増していれば例年より目立つ失点の多さも解消されてきて優勝戦線に絡む可能性もあるかと思われる 茗溪学園としては昨年のリベンジを果たして2年連続のベスト8進出を果たしたい



※常翔学園(大阪第3)〜天理(奈良)のゾーン
上記Bシード2校の争いが予想される 2年ぶりの出場となる常翔学園はBKの体格等の課題がどこまで克服されてるかによっては久々の全国制覇の期待感も増してくるのではと思われる 対する天理は強かさが光る御所実を破っての全国大会出場 こちらも優勝戦線に絡む可能性を秘める 初戦勝てば天理とあたる昌平(埼玉)がどこまで食い下がれるか



※山形中央(山形)〜石見智翠館(島根)のゾーン
選抜準優勝で今大会Aシードの石見智翠館が本命 序盤から選手を次々に入れ替える事が出来る選手層の分厚さが光る。ウイングの選手の鋭い突破が印象的。周りのサポートも意識した突破が出来れば、また周りのサポート力が増せば優勝争いにも絡めるかと思われる 同じ中国地区の尾道(広島)が初戦の相手にくればすんなりとはいかせてくれなさそうだ



以上です 優勝争いは大阪桐蔭と桐蔭学園が本命 他校であるとすれば大分東明 天理 目黒学院 常翔学園 そして今季は眠れる獅子の東福岡あたりが6月以降強さを上げる事が出来ていれば といったところかと思われます 準々決勝以降の展望はベスト8が出揃ってからにしたいと思います


第104回全国高校ラグビーシード校予想

2024-11-23 16:52:49 | 高校ラグビー
Aシード 大阪桐蔭(大阪第1) 桐蔭学園(神奈川)  石見智翆館(島根)

Bシード 国学院栃木(栃木) 目黒学院(東京第1) 中部大春日丘(愛知) 天理(奈良) 東海大大阪仰星(大阪第2) 常翔学園(大阪第3) 大分東明(大分) 東福岡(福岡) 国学院久我山(東京第2) 報徳学園(兵庫)  


選抜ベスト8以上が全国出ればシード決定のルールに基づき大阪桐蔭 桐蔭学園 石見智翠館 国学院栃木 目黒学院 中部大春日丘がシード決定 この中からAシードも選ばれるかと思われ選抜 サニックスを制し練習試合も含め今季無敗の大阪桐蔭のAシードは確実で3冠を目指す戦いに臨む その大阪桐蔭に負けず劣らずの力を誇る桐蔭学園もAシードに選ばれそう 選抜ベスト4 サニックス準V いずれも大阪桐蔭に肉薄し同校以外に今季負けていない 神奈川大会決勝で東海大相模に手こずったのは気になるが全国大会までにはしっかりと仕上げてきそうだ この両校が優勝候補と思われるが桐蔭学園がAシードに選ばれれば同校より選抜での実績で勝る石見智翠館もAシードに選出されるかと思われる 選抜では準優勝に輝いた


選抜ベスト8以外のシード校も選抜出場校が中心になりそうだが選抜ベスト8の御所実に決勝で勝った天理は選抜不出場ながらシードに選ばれる可能性が高いと見る 選抜2回戦で桐蔭学園に善戦した東海大大阪仰星に同じく選抜2回戦進出の常翔学園の残りの大阪勢もシードされると見る 面白い存在なのが大分東明 選抜は2回戦敗退も6月の九州大会決勝で東福岡に大勝 留学生を中心に優勝候補を手こずらせる可能性を秘める 先に挙げた東福岡は選抜初戦敗退で九州も久々優勝を逃すなど今季は戦績がパッとせずシードを逃すことも懸念されるが夏以降チーム力を上げているらしく下級生中心に冬の全国で巻き返しが期待できる 残り2校は国学院久我山 報徳学園 京都工学院 長崎北陽台あたりの争いになりそうだが内1校は東西のバランスも考え国学院久我山が選抜初戦敗退も相手は大阪桐蔭という点も加味して有利な立場にあると思われる 残り1校は本当に難しいが近年の実績も加味して報徳学園が僅かに優位かと思われる

コラム 海外の高校ラグビーから感じた日本代表ワールドカップ制覇への道

2024-05-05 20:23:14 | 高校ラグビー
今大会惜しくも3位4位はたまた下位に沈んだ豪州ニュージーランドイングランドのチームでしたがその迫力たるや日本のチームの追随を許さぬものがありました セント オーガスティンズ カレッジ対サウスランド ボーイズ ハイスクールの3位決定戦は他の試合とはスケール感が違いましたしそのサウスランド ボーイズ ハイスクールと準決勝で相まみえた大阪桐蔭との試合はまさに激闘好ゲー厶 さらには大阪桐蔭対トルロ カレッジのグループリーグ初戦も大阪桐蔭が勝ちましたが力勝負では苦戦を強いられてました 勝った日本の高校は精度で勝って見えました これら外国のチームはタッチキック等ひとつひとつのプレーがどこか大雑把でともすれば粗い 日本の高校と違ってまだそこまで細かいこと教わってないようにも見えました 日本の高校と違ってこれらの国では高校レベルでは大きな大会がないのかもしれませんね だとすれば彼らがプレーの精度を上げて細かいこと教われば日本の選手は立ち打ちできなくなるということかと思われます 裏を返せば日本の高校もその年代ではあまり細かいことを教えずプレーの精度に過度にこだわらず身体を作って力強さを身につける事に今以上に重きを置くこと 精度や細かいプレーは大学以降いやトップリーグに入ってから?といった指導に大きくシフトチェンジすれば良いのかも知れません そうすれば日本もワールドカップ制覇出来るなんて単純なものではないでしょうが、そこへ向けてのひとつのヒントを上記3校のラグビーから見て取れましたし、サッカーよりはラグビーの方が世界一への道はまだ近いのかもなと思いながらサニックスワールドユース2024をみてました この大会とても清々しく華やかさもある良い大会ですね