※FW
佐賀工:全国クラスのサイズ感でしたがロックの選手がやや線が細かったのは気になりました。ラインアウトは安定してましたがモールで押し切ることは出来てませんでした。スクラムで体格的には申し分ない相手に序盤はやや手こずるも以降は安定して優位に立ち、BKに活きた球を供給してました。
天理:やや小粒も骨格太く筋肉分厚い選手が揃ってました。スクラムモールは2月は大型FW相手に苦戦してましたがこの日はそうした相手にがっぷり組むことが出来てました。ラインアウトも安定してました。
関大北陽:11月は体格で勝りながら終始劣勢だったスクラムで真っ向から渡り合うことが出来てました。相手のうまさへの対応力をつけることが、来季以降の課題のひとつかと思われます。
茗溪学園:体格に穴なし 皆大型感があり。見た目そのままにスクラム圧倒。マイボールラインアウト取られてばかりは、全てを見せていないからにも見えました。
大阪桐蔭:全国クラスの穴のないサイズ感のままにマイボールも含めてスクラム圧倒出来てました。メンバーが代わってもそれを継続できたのは収穫かと思われます。
東福岡:体格に穴なし。スクラム安定して押し込めてました。
※BK
佐賀工:BKの体格もしっかりしてましたがハーフがやや小柄で線が細いのは気になりました。いかに瞬時の判断ではたき続けれるかかと思われます。序盤こそ初戦の硬さからかガチャガチャしてましたがスクラムで優位に立ってからは終始Aシードクラスそのものの、刺さるような高速展開ラグビーを見せつけてました。
天理:BKもやや小粒も骨格太く筋肉分厚い選手が揃ってました。ただ展開力が2月からさほど変わってなく見えたのが、今大会シードを逃した要因かも知れません。
関大北陽:BKの体格も皆しっかりしてました。展開ラグビーそのものの鋭さも11月より増してみえましたが、及びませんでした。
茗溪学園:BKも皆体格しっかりしてました。ただここもハーフの体格が小柄で線が細いのが気になったので、いかに瞬時にはたくかかと思われます。この日は選抜のときの印象そのままに見応えある高速展開ラグビーを見せつけてました。
大阪桐蔭:11月より全国制覇を狙うに値する展開ラグビーが出来て見えました。小柄ですが強さは感じる両ウイングが、より活きてました。
東福岡:BKも体格に穴なし。選抜の時に私がみたときは雨で展開ラグビーがやりづらい状況でしたがこの日は天気にも恵まれ選抜王者の桐蔭学園に勝るとも劣らぬ迫力の展開ラグビーを披露することが出来てました。
※佐賀工
選抜のときは例年より動ける選手は多いが力はBシードかと思いましたが、この日のようにそれをチームとしての展開ラグビーにもつなげる事が出来るとなると、評価そのままにAシードとして優勝争いに絡んでくることも十分に考えられるかと思われます。
※天理
今後勝ち進めるか否かの鍵は、この日見せてない引き出しがどれだけあるか、かも知れません。終盤交代で出たプロップの池内選手がこの日は効いてました。今後もキーマンになるかも知れません。
※関大北陽
負けはしましたがBシードに選出された値打ちは十分に感じさせる試合内容でした。全国クラスの相手をむこうに回して勝ち進むには、控えの層を厚くすることなのかもしれません。
※茗溪学園
選抜のときに各選手の強さとあたりの鋭さから久々勝ち進む可能性を感じましたがこの日観てもやはり見応えあるチームに仕上がって見えました。今大会のダークホース 優勝争いを引っ掻き回す可能性を感じました。
※大阪桐蔭
やはり優勝争いに参加する力があります。それを現実のものとするには、相手のデザインへのディフェンスの対応力、この日のように特定個人が目立つことなく戦う。後試合の入りで受けないこと。これらが全国制覇の鍵かも知れません。
※東福岡
選抜の頃より選手がよりサイボーグ化され、桐蔭学園に肉薄するところまできてみえました。サイズではやや上をいくかと思われるため、超えてる可能性も考えられます。2連覇の期待感が春先より増して見えました。