※桐蔭学園(神奈川)〜秋田工(秋田)のゾーン
Aシードの桐蔭学園が中心も勝てば同校の初戦の相手となる流通経済大柏(千葉)や青森山田(青森)山梨学院大付属(山梨)等すんなりとはいかせない可能性を秘める学校が揃った 今大会優勝候補に挙げられる桐蔭学園は相手FWから遠ざける展開ラグビーと常に低く刺さり続けることで高いボール保持率につなげていくラグビーが持ち味 それをいかに得点力に結びつけていくかと強敵相手に力勝負の強度がどこまで上がっているか 相手の圧力に屈してノックオンすることなく攻撃を継続できる力がどこまで上がっているかがカギかと思われる
※国学院久我山(東京第2)〜大分東明(大分)のゾーン
上記Bシード校による争いが予想される 6月の九州大会で東福岡を破って優勝した大分東明は右プロップがガツンとあたり留学生で優位なポイントを作ってバックスのスピードを活かしてトライを奪う攻撃が印象的 そうした強い選手との戦いを避けられても勝負出来るようになっていればこのゾーンの本命となりそう スクラムなどチームとしてのラグビーの強さがどこまで上がっているかが全国で勝ち進むカギとなる 初戦勝てば国学院久我山と対戦する日本航空石川(石川)がどう絡んでくるか
※中部大春日丘(愛知)〜国学院栃木(栃木)のゾーン
上記Bシードの両校に京都工学院(京都)を含めた争いが予想される 京都成章を破って全国へと駒を進めた京都工学院はノーシードながら力はBシードクラスと目され初戦勝てば対戦することになる中部大春日丘との戦いは2回戦の注目カードのひとつになるかと思われる シードの2校は選抜で上位進出を果たした経験値では京都工学院の上をいく 経験か勢いか その行方に注目
※東海大大阪仰星(大阪第2)〜目黒学院(東京第1)のゾーン
激戦区 上記Bシード2校に加え報徳学園(兵庫)佐賀工(佐賀)等ノーシード校も混じえた激しいベスト8争いが予想される 東海大大阪仰星は強敵相手にもタフにあたり続けて失点を防ぐ力はある そうした相手にアタックで前にいけるようになれば、全国制覇の期待も膨らんでくる 佐賀工は今季ここまで目立った戦績は残せていないが大会までにはしっかりと上げてくるであろう 選抜で東福岡を破る殊勲の星をあげた目黒学院と初戦勝てば2回戦で戦うことになる報徳学園の対戦も実現すれば好カードのひとつ 報徳学園はノーシードだが3月の近畿大会で仰星と接戦を演じるなど力はBシードクラスなだけに予断を許さないかと思われる
※大阪桐蔭(大阪第1)〜坂出第一(香川)のゾーン
選抜 サニックスを制し高校3冠がかかるAシードの大阪桐蔭がこのゾーンはもちろん優勝争いの本命でもあるが で あるがゆえに長崎北陽台(長崎)が初戦の相手にくれば手こずる可能性もあるかと思われる ここまで2冠達成とはいえ手放しでは喜べない内容のそれにも見えた大阪桐蔭の3冠達成の鍵は攻撃面でのさらなる進化がサニックス以降なされているかにあるかと思われる
※東福岡(福岡)〜茗溪学園(茨城)のゾーン
昨年も準々決勝で対戦した上記Bシード校の争いと思われるが本命は東福岡と予想する 今季はここまで思うような戦績が残せておらずノーシードの危険性もあった同校だが接点の強さが増していれば例年より目立つ失点の多さも解消されてきて優勝戦線に絡む可能性もあるかと思われる 茗溪学園としては昨年のリベンジを果たして2年連続のベスト8進出を果たしたい
※常翔学園(大阪第3)〜天理(奈良)のゾーン
上記Bシード2校の争いが予想される 2年ぶりの出場となる常翔学園はBKの体格等の課題がどこまで克服されてるかによっては久々の全国制覇の期待感も増してくるのではと思われる 対する天理は強かさが光る御所実を破っての全国大会出場 こちらも優勝戦線に絡む可能性を秘める 初戦勝てば天理とあたる昌平(埼玉)がどこまで食い下がれるか
※山形中央(山形)〜石見智翠館(島根)のゾーン
選抜準優勝で今大会Aシードの石見智翠館が本命 序盤から選手を次々に入れ替える事が出来る選手層の分厚さが光る。ウイングの選手の鋭い突破が印象的。周りのサポートも意識した突破が出来れば、また周りのサポート力が増せば優勝争いにも絡めるかと思われる 同じ中国地区の尾道(広島)が初戦の相手にくればすんなりとはいかせてくれなさそうだ
以上です 優勝争いは大阪桐蔭と桐蔭学園が本命 他校であるとすれば大分東明 天理 目黒学院 常翔学園 そして今季は眠れる獅子の東福岡あたりが6月以降強さを上げる事が出来ていれば といったところかと思われます 準々決勝以降の展望はベスト8が出揃ってからにしたいと思います