じゅんなおひとのつぶやき

主に中学と高校のスポーツ観戦記になると思いますが掲載していきます 一応、ジャンルはオールマイティのつもりなのですが(笑)

追手門学院 大商学園 大阪学芸 大阪桐蔭

2025-02-08 14:38:39 | 高校サッカー
※追手門学院
昨年同様ルーズボールの奪い合いに見るべきものがありました シュートスペース逃さずミドルレンジからでもどんどん放っていく様も印象的でした 一方で守備は危なっかしい側面もありました キーパーと最終ラインの連係や距離感が課題かもしれません 相手にボールを持たせるプレッシングサッカーは特に決勝で威力を発揮 相手のスタミナを奪い自分達はあれだけ走ってぶつかっても最後まで足を保つことが出来てました 豊富な運動量とスタミナ マッサージなど足を保護する意識の高さがもたらした新人戦優勝に見えました



※大商学園
相手が枚数揃えて守っていてもこじ開けるひとりひとりの強さを感じました 今季もてっぺんを狙える陣容に見えますが真っすぐ下がって自陣深くまで侵入させてしまう守備は気になりました ファウルせずして寄せてボール奪取出来るようになる必要ありますし準決勝では0−0の後半頭からCBをひとり代えた事が守備が上手くいってない表れにも見えました 準決勝では得点を9番の選手に頼りすぎて見えましたが3位決定戦では色んなところから狙えてました 強い下級生達が上級生になってより責任感が強くなったのか準決勝では個々は強さより上手さと丁寧さが目立つようになりチームのサッカーがお行儀良くなってしまって見えたのも気になりました 3位決定戦の時のような躍動感が後手を踏む展開になっても個々にチームに出せるようになれば全国制覇も視野に入ってくるかと思われます



※大阪学芸
攻守に隙のないポゼッションサッカーは4チームの中で最も洗練されており現段階で最も成熟度が高く見えました 逆にそれが課題にも見え思い通りにやらせてもらえなくなると最後まで立て直す事が出来ない脆さとまでは言わずもな側面も感じました 後スタミナや足を最後まで残す術も課題に見えました 決勝ではリードするも明らかに先に足にきてキーパーからのパスがほぼ通らず前に運べなくなりついに終了間際に追いつかれ延長で逆転負け 洗練に泥臭さも身につけば全国制覇も狙えるかと思われます キーパー強かったです



※大阪桐蔭
準決勝3決共コーナーキックへの対応に課題が残りました その機会を与えすぎ 準決勝では高さで競り勝てず3決はそこはいけたが地上戦で手こずる等々 それでの失点が2日間なかったのはたまたまとしか言い様がなく見えました 3決では相手の分かりやすいストライカーをうかしてしまっては防げません マークすべき選手がはっきりしてるのなら10対10の戦いに持ち込むくらいの気持ちで1秒足りとも余すことなくくっつく必要があると思います 直後の2失点目は先制されて焦ってかかってしまったところをカウンターでやられる 早く追いつきたい気持ちを抑えてまずは最少ビハインドをキープする意識も大切に見えました 地力が五分か下で点差を広げられると厳しいです 攻撃は準決勝後半は良かったですが3決では敵陣コーナーまではいけてもそこから中に入れず サイドの選手がそこを1ー1で勝てるようにも大切かもですが入れないのなら中にいる選手がフォローすべく広がるべきです そうすれば相手も外に広がってくれて中の展望が開けたかもです 2日通してボールへの動き出しで相手に後れをとる場面が目立ちました コースを瞬時に感じて相手からいち早く離れる事が出来るようになればと思います 後サイドハーフの選手のシュートの意識を高める必要性も感じました サイドからゴール前に切れ込んだ場面で直接いったほうが良さげに見えた場面でもFWさがして通すのが難しそうなクロスを入れにかかっていたのは気になりました 例えば左サイドから攻めたのなら右のサイドハーフは得点を意識といった感じです 後手を踏んだ時こそ迷わず思い切り良い攻撃が求められます 後は攻撃の手数を増やしたいところです 準決勝のように後半良いというだけではただでさえ点の入らないスポーツで得点は難しいです 今季も4校の中では地力という点では追いかける立場である可能性が高そうです そういう立場のチームはどこよりも先制点にこだわった戦いそれを与えぬ意識も含めて求められるかと思われます 地力が追う立場で追いかける展開はどの競技でもきついです 術はいくつかあるかと思いますがこのチームには攻撃は最大の防御が意外と合ってるように感じました ボールポゼッションの力はチームとしてなかなか高いかもです 後ろからの意識もあるためそれが意識だけでなく出来るようになれば面白いと感じました マイボールのスローインを確保し続けるというのも現実的な方法のひとつだと思います その為にはパススピードをもっと速く ボール持ってない選手が止まってるか動きがゆっくり過ぎるかが攻守に目立ちましたので常に動きながらの小気味良いポゼッションが出来るようになればと思います 幅を使って相手を左右にずらす 3決ではすぐに相手の裏を狙うショートパスが目立ちましたがパスの出し手と受け手の呼吸が合ってなくパスそのものも弱くさらには相手と縦に揃ってるうちからそれをやってもただで相手にボール渡すようなものなのでそういうパスは極力控えるべきかと思われます チャンスをうかがうべくじっくり横パスをつないで継続を意識 裏を狙うパスは満を持してくらいの意識で 常に動くもチームのサッカーはゆっくり そんな感じがこのチームには合ってるかもなあと思いながら観てました 2日とも負けましたがこのチームにはこのチームにしかない魅力可能性も感じられた2日間だったとも思います


※上記4校の今季の地力がはっきりと見えてくるのはまだ先 準決勝決勝観ただけで地力から見た力関係ははっきりとは分からないとは思いますが現状上位3校はほぼ横一線 そこに大阪桐蔭が追いつくことが出来るか といった感じでまずは今季スタートした そんなふうに見えました