※守備
大阪桐蔭:後半先制ゴールを献上した場面も含めサイドからの突破を許しすぎました。相手の両サイドハーフが強かったというのもあります。特に前半、相手の縦パスに切り裂かれる場面が目立つ。前線や中盤でもう少し抑えを効かす必要があったかと思われます。1失点で抑えることが出来た要因は、相手がキーパーからつなぎにかかったときは、2列目までで止める事が出来ていたからかも知れません。これにより手数は喰らいましたが殆どを単発で終わらせる事は出来ていたかと思われます
追手門学院:相手が試みた縦からの突破は特に前半は完璧と言ってもいいほどに封じる事が出来ていたかと思われ、1失点に抑えることが出来た要因かと思われます。後半同点ゴールを許した場面など相手が攻撃のレアカードを出す等変化をつけてきたときの対応が課題に見え、追いつかれて以降も最後までこの選手の動きを封じる事が出来てませんでした。
※攻撃
大阪桐蔭:キーパーのキックは全てパントキック。ファインセーブもあったこのガッチリしたGKは強そうに見えましたので、今後つなぎも試みればいいと思います。つなぐ攻撃が全くなく見えたことが1点に終わった要因かと思われます。前半はチームとしての攻撃が全くと言っていいほど感じられませんでしたが後半小柄でテクニックありきのすばしっこさを感じた背番号19の選手が入ってから前線で攻撃を継続する場面が目立つようになり、それが同点ゴールにつながって見えました。
追手門学院:9,11の両サイドハーフのサイドを切り裂くドリブルに最後までルーズボールに喰らいつく姿勢は迫力がありました。1対1の強さがセットプレーからの先制ゴールにつながりました。縦の迫力だけでなくキーパーからのつなぎでボール支配率を高めることが出来れば、もっと得点力が上がるかと思われます。
※大阪桐蔭
昨年選手権予選同様PK負けでしたが外した選手も含めてコースにしっかり強く蹴れてました。後手に回った後に蹴った3、4人目の選手はよく落ち着いて決めたと思います。この日光ったのはとにもかくにも後半途中から入った背番号19の選手。アップの動きからして他の控え選手とは動きのキレが違う。いよいよピッチへの場面になってもどことなく表情や振る舞いに良い意味でのふてぶてしさを感じる。この選手がボールに絡めば必ずと言っていいほど攻撃が次につながる。後ろを向いてボールをもらった際のターンの動きなどにも見るべきものが。相手を最後まで惑わす事が出来てました。結果はPK負けでしたが内容的には特に前半は完敗。特定個人ありきの攻撃ではなくキーパーからしっかりつなぐチームとしての攻撃 一方で攻守にチームとしてのそれプラス個々の瞬時の判断力を増していくこと等が今後の課題かと思われます。
※追手門学院
運動量で勝った事が競り合いやルーズボールの奪い合いを制することにつながり後半は押し込まれたものの全体的には内容勝ち。今季も少なくともここ数年並みの力はあると感じました。