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『四人の女【新版】』 パット・マガー(著),吉野美恵子(翻訳)

2022年01月11日 19時16分00秒 | ■読書
アメリカの作家「パット・マガー」の長篇ミステリ作品『四人の女【新版】(原題:....Follow, As the Night....、英題:Your Loving Victim)』を読みました。


ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。

-----story-------------
前妻、現夫人、愛人、そしてフィアンセ――人気絶頂のコラムニスト、「ラリー」を取り巻く四人の女性。
彼はひそかに自宅バルコニーの手摺(てすり)に細工をし、四人をディナー・パーティに招いた。
「ラリー」には、そのなかの一人を殺さねばならない切実な理由があったのだ……。
一作ごとに趣向を凝らす才人「マガー」が、犯人ならぬ「被害者捜し」の新手に挑んだ、いつまでも色あせない傑作ミステリ。
訳者あとがき=「吉野美恵子」/解説=「深緑野分」
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「犯人」を捜すのではなく、「被害者」「探偵」「目撃者」等を探す…… 斬新な設定で一世を風靡した作家「パット・マガー」の傑作ミステリ、、、

1950年(昭和25年)に発表された「パット・マガー」長篇第5作にあたる作品です。


人気絶頂のコラムニスト「ラリー・ロック」は、平凡な女で前妻「シャノン・ムーア」、美貌の女優で現在の妻「クレア・フォレスト」、毒舌家の画家で仕事仲間兼愛人「マギー・ラング」、19歳ながらフィアンセとなった「ディー・イングルズビー」を、新居披露のパーティーに招いた… 新居は贅沢なペントハウスで、「ラリー」にとって成功の証である、、、

そのテラスの手すりがぐらついていることを知った「ラリー」は、「彼女」をそこから突き落として殺そうと決意したのだ… それは招いた四人のうちの誰なのか……。


物語は深夜のニューヨークで墜落死体が発見されるところから始まり、すぐさま時間が巻き戻ります… 読者は、誰かが墜落して亡くなったことを認識して読み進める感じ、、、

犯人を捜すのではなく、被害者を探す、被害者が誰だったのかを探るというユニークな設定… 「ラリー」と女たちのパーティの模様、かつて彼が彼女たちと過ごした日々の回想を通じ、動機を探っていくことになります。

途中から、もしかしたら亡くなったのはこの人物じゃないかなー と思っていたのですが… その予感が当たりましたね、、、

終盤、最も殺されそうにない人物に危機が訪れるので、違ったかなー と思いましたが、最後に意外な結末が… 思いも寄らない方向から心を揺さぶられることになりましたね。

野心や虚栄心が強い人物が多く、感情移入が難しかったのが残念でしたね… 共感できるのは前妻の「クレア」だけでしたからね。


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