「岡島正明」の元ラグビー日本代表ヘッドコーチ「J・P・エリサルド」について記した作品『日仏ラグビーとエリサルド』を読みました。

ラグビー関係の本は、1年前に読んだ「大西一平」の『戦闘集団の人間学―勝つために個人は、組織は何をすべきか』以来ですね。
-----story-------------
「ラグビーを愛する日本人vs傲慢なフランス人ヘッドコーチ」という構図は真実なのか?
ラグビー命の「エリサルド」が、就任から14ヵ月で契約解除された経緯には日仏ラグビーに対する決定的な違いがあった!
その全容が今、明かされる。
2006年9月、突然の解任で波紋を呼んだ、元日本代表ラグビーのヘッドコーチ、「J・P・エリサルド」。
日本ラグビー関係者はもとより、ラグビーファンを幻滅させた問題の発端となったのは、日本代表のヘッドコーチでありながら、彼の母国フランスのバイヨンヌでマネジャーを兼務したことだった。
日本ラグビーを裏切ったフランス人としてレッテルを貼られた彼だが、「エリサルド」を良く知る一人である著者は、「エリサルド」がいかにラグビーを愛し、そして日本ラグビー界のために尽力しようとしたのかを本書で明らかにしている。
日本ラグビーはプロ化への道を模索しているが、「エリサルド」の真の姿を投影しながら、日仏ラグビーの違いは何か、今後の日本ラグビーの向かう先に何があるのかについても箴言した一書。
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ラグビー日本代表のヘッドコーチでありながら、フランスのバイヨンヌというチームのディレクターを兼任することが日本ラグビー協会の不評を買って、任期半ば、ワールドカップアジア予選の直前に解任された人物「J・P・エリサルド」とフランスラグビーについて語られた一冊、、、
「エリサルド」の名誉回復を狙って発表したと思われる作品です。
■第1章 ジャン・ピエールの日常
■第2章 フランスラグビー点描
■第3章 ラグビー命のエリサルド一族
■第4章 ジャン・ピエールと語り合った日本ラグビー
■第5章 業務委託契約解除
■第6章 ヘッドコーチ
■第7章 日本ラグビーの未来へ
著者は「エリサルド」の付き人だった人物なので、「エリサルド」寄りの内容になっており、客観性は欠いているのかもしれませんが、、、
同じモノでも見る方向や角度が異なれば違って見えることがありますから… どちらの主張が正しかったのかは別にしても、双方のコミュニケーション不足が解任という悲劇を生んだことは間違いないようですね。
「エリサルド」の発言だけを拾ってみると、なかなか良いことを言っているんですよね。
最も印象に残っているのは、以下の言葉、、、
「良い野菜を収穫したいならば、まず、土を良くしなければならない。
肥沃な土地が野菜を成長させる。
最もむずかしいことは、野菜を育てることではなくて、肥沃な土地を作ることだ。
そこにラグビースクールの存在意義がある。」
これって、職場でも言えることだよなぁ。
日本ラグビー協会と「エリサルド」… ラグビー哲学やコーチングの姿勢・意識に大きなズレがあったんでしょうね。
そして、英4か国とフランスのラグビー文化の違いや、南部に極端にチームが集中するという地勢等、フランスラグビーのお国事情を知ることができた一冊でした。

ラグビー関係の本は、1年前に読んだ「大西一平」の『戦闘集団の人間学―勝つために個人は、組織は何をすべきか』以来ですね。
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「ラグビーを愛する日本人vs傲慢なフランス人ヘッドコーチ」という構図は真実なのか?
ラグビー命の「エリサルド」が、就任から14ヵ月で契約解除された経緯には日仏ラグビーに対する決定的な違いがあった!
その全容が今、明かされる。
2006年9月、突然の解任で波紋を呼んだ、元日本代表ラグビーのヘッドコーチ、「J・P・エリサルド」。
日本ラグビー関係者はもとより、ラグビーファンを幻滅させた問題の発端となったのは、日本代表のヘッドコーチでありながら、彼の母国フランスのバイヨンヌでマネジャーを兼務したことだった。
日本ラグビーを裏切ったフランス人としてレッテルを貼られた彼だが、「エリサルド」を良く知る一人である著者は、「エリサルド」がいかにラグビーを愛し、そして日本ラグビー界のために尽力しようとしたのかを本書で明らかにしている。
日本ラグビーはプロ化への道を模索しているが、「エリサルド」の真の姿を投影しながら、日仏ラグビーの違いは何か、今後の日本ラグビーの向かう先に何があるのかについても箴言した一書。
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ラグビー日本代表のヘッドコーチでありながら、フランスのバイヨンヌというチームのディレクターを兼任することが日本ラグビー協会の不評を買って、任期半ば、ワールドカップアジア予選の直前に解任された人物「J・P・エリサルド」とフランスラグビーについて語られた一冊、、、
「エリサルド」の名誉回復を狙って発表したと思われる作品です。
■第1章 ジャン・ピエールの日常
■第2章 フランスラグビー点描
■第3章 ラグビー命のエリサルド一族
■第4章 ジャン・ピエールと語り合った日本ラグビー
■第5章 業務委託契約解除
■第6章 ヘッドコーチ
■第7章 日本ラグビーの未来へ
著者は「エリサルド」の付き人だった人物なので、「エリサルド」寄りの内容になっており、客観性は欠いているのかもしれませんが、、、
同じモノでも見る方向や角度が異なれば違って見えることがありますから… どちらの主張が正しかったのかは別にしても、双方のコミュニケーション不足が解任という悲劇を生んだことは間違いないようですね。
「エリサルド」の発言だけを拾ってみると、なかなか良いことを言っているんですよね。
最も印象に残っているのは、以下の言葉、、、
「良い野菜を収穫したいならば、まず、土を良くしなければならない。
肥沃な土地が野菜を成長させる。
最もむずかしいことは、野菜を育てることではなくて、肥沃な土地を作ることだ。
そこにラグビースクールの存在意義がある。」
これって、職場でも言えることだよなぁ。
日本ラグビー協会と「エリサルド」… ラグビー哲学やコーチングの姿勢・意識に大きなズレがあったんでしょうね。
そして、英4か国とフランスのラグビー文化の違いや、南部に極端にチームが集中するという地勢等、フランスラグビーのお国事情を知ることができた一冊でした。
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