"Agatha Christie's Poirot Murder in Mesopotamia"
先日、NHK BSプレミアムで放映していた『名探偵ポワロ「メソポタミア殺人事件」』を観ました。
-----story-------------
「アガサ・クリスティー」原作の人気シリーズ「名探偵ポワロ」をハイビジョンリマスター版で放送!
バグダッドの遺跡調査隊で謎の連続殺人事件が発生。
「ポワロ」が調査に乗り出す。
バグダッドの遺跡調査隊の宿舎に招かれた「ポワロ」。
リーダーの「ライドナー博士」と妻の「ルイーズ」、そして研究員たちがいた。
その遺跡では一人のアラブ人が殺される事件が発生し、作業員が研究員を襲う事件も起きていた。
その後、「ルイーズ」は「ポワロ」に打ち明け話をする。
彼女には結婚歴があったが、亡き夫らしき人物から「俺は待っている、ほかの男と結婚したら殺す」という脅迫状が何年にもわたり届いているというのだ。
-----------------------
バグダッドを訪れていた「ポワロ」は、偶然、甥を訪ねて近くに来ていた「ヘイスティングス」に誘われ遺跡の調査隊の宿舎を訪れた… そこでは、前夜、麻薬の売人でもあり、盗品の取引にも関係していたアラブ人が殺されたことが話題となっており、さらに「ポワロ」は調査隊のリーダー「ライドナー博」士の妻「ルイーズ」から命を狙われていると打ち明けられる、、、
「ルイーズ」は、第一次大戦中に結婚しており、結婚直後に夫「フレデリック・ボズナー」はアメリカでスパイ罪で死刑宣告を受け、処刑直前に脱走に成功し、逃亡中に列車事故により死亡していたが、「ルイーズ」に意中の男性ができると夫から裏切り者だと脅迫状が届き、結婚を断念していた… しかし、「ライドナー博士」と結婚した際は脅迫状は届かず、前夫の呪縛が解けたと思っていたが、この発掘現場に来てから再び脅迫状が届き始め怯えていた。
脅迫状の筆跡は「ルイーズ」のに似ていたことから、「ポワロ」は「ルイーズ」で自分に脅迫状を出していたのでは… と考えて粗末な宿舎に音をあげてバグダッドに戻るが、その後、「ルイーズ」が宿舎の一室で殺害されたとの報せが入る、、、
「ルイーズ」の部屋には中庭を通らないと入れず、外部の人物の仕業であるとすれば、門を通る必要があるが、門を通り、中庭に入った人物はおらず、門の外には、数名の男たちがいたことから外部からの侵入は不可能に思えた… また、中庭では、「ラヴィニー神父」と少年が作業しており、「ルイーズ」の部屋には誰も入らなかったと証言、「ルイーズ」の部屋の窓は、締め切られ、中から施錠されており、密室殺人の様相をみせていた。
調査を進める中で、調査員のひとり「マーカード」が「アラブ人を殺したのは自分だ」という遺書を遺して拳銃自殺、「ライドナー博士」の助手である「ジョンソン夫人」が、「「ルイーズ」殺害における犯人の侵入方法が分かった」と「ポワロ」に告げた後、詳細を語らぬまま水差しに入れてあった塩酸を飲んで死亡… 死の間際、彼女は「ポワロ」に「窓」という言葉を言い残し、その頃、偽者だった「ラヴィニー神父」は、仲間と一緒に逃亡、、、
翌日、「ジョンソン夫人」の部屋から「ルイーズ」殺しの凶器と思われる石臼が発見される… と、中盤~終盤にかけては怒涛の展開でしたね。
複数の事件や因果関係が交錯して、事象を複雑化させていましたが、「ポワロ」は、その縺れた糸を解きほぐし、「ルイーズ」の殺人事件の真相を推理します… まさか、死んだと前夫「ボズナー」が生存していて、別な人物に成りすましていたとは気付きませんでしたね、、、
そして、その恋を再び成就させたものの、調査員「リチャード・ケアリー」との恋愛を心配し、彼女を自分ひとりのものとしておくために殺したとは… 熱愛の果てとはいえ、あまりにも利己的な犯罪ですね。
脅迫状の筆跡を「ルイーズ」に似せていたことは巧妙だと思いましたが、経歴の詐称はちょっとムリがあるような… 15年後とはいえ、一度、結婚した相手なら気付きそうなもんですよね、、、
まぁ、親に言われたまま結婚し、すぐに出征したから、ほとんど付き合いがなかったのかな。
もう、10年くらい前に原作を読んでいましたが… 原作では語り手が看護婦の「レザラン」だったので、ちょっと印象が違いましたね、、、
でも、トリックは映像作品の方がわかりやすいなぁ… と感じましたね。
-----staff/cast-------------
原作:アガサ・クリスティ
製作:ブライアン・イーストマン
監督:トム・クレッグ
脚本:クライブ・エクストン
出演:
デヴィッド・スーシェ(エルキュール・ポアロ)
ヒュー・フレイザー(ヘイスティングス)
ロン・バーグラス(エリック・ライドナー 考古学者、発掘隊隊長)
バーバラ・バーンズ(エリノア・ライドナー エリックの妻)
ディナ・スタブ(アン・ジョンソン 発掘隊員)
クリストファー・ハンター(ラヴィニー 発掘隊員、神父)
クリストファー・ボウエン(リチャード・ケアリー 発掘隊員)
先日、NHK BSプレミアムで放映していた『名探偵ポワロ「メソポタミア殺人事件」』を観ました。
-----story-------------
「アガサ・クリスティー」原作の人気シリーズ「名探偵ポワロ」をハイビジョンリマスター版で放送!
バグダッドの遺跡調査隊で謎の連続殺人事件が発生。
「ポワロ」が調査に乗り出す。
バグダッドの遺跡調査隊の宿舎に招かれた「ポワロ」。
リーダーの「ライドナー博士」と妻の「ルイーズ」、そして研究員たちがいた。
その遺跡では一人のアラブ人が殺される事件が発生し、作業員が研究員を襲う事件も起きていた。
その後、「ルイーズ」は「ポワロ」に打ち明け話をする。
彼女には結婚歴があったが、亡き夫らしき人物から「俺は待っている、ほかの男と結婚したら殺す」という脅迫状が何年にもわたり届いているというのだ。
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バグダッドを訪れていた「ポワロ」は、偶然、甥を訪ねて近くに来ていた「ヘイスティングス」に誘われ遺跡の調査隊の宿舎を訪れた… そこでは、前夜、麻薬の売人でもあり、盗品の取引にも関係していたアラブ人が殺されたことが話題となっており、さらに「ポワロ」は調査隊のリーダー「ライドナー博」士の妻「ルイーズ」から命を狙われていると打ち明けられる、、、
「ルイーズ」は、第一次大戦中に結婚しており、結婚直後に夫「フレデリック・ボズナー」はアメリカでスパイ罪で死刑宣告を受け、処刑直前に脱走に成功し、逃亡中に列車事故により死亡していたが、「ルイーズ」に意中の男性ができると夫から裏切り者だと脅迫状が届き、結婚を断念していた… しかし、「ライドナー博士」と結婚した際は脅迫状は届かず、前夫の呪縛が解けたと思っていたが、この発掘現場に来てから再び脅迫状が届き始め怯えていた。
脅迫状の筆跡は「ルイーズ」のに似ていたことから、「ポワロ」は「ルイーズ」で自分に脅迫状を出していたのでは… と考えて粗末な宿舎に音をあげてバグダッドに戻るが、その後、「ルイーズ」が宿舎の一室で殺害されたとの報せが入る、、、
「ルイーズ」の部屋には中庭を通らないと入れず、外部の人物の仕業であるとすれば、門を通る必要があるが、門を通り、中庭に入った人物はおらず、門の外には、数名の男たちがいたことから外部からの侵入は不可能に思えた… また、中庭では、「ラヴィニー神父」と少年が作業しており、「ルイーズ」の部屋には誰も入らなかったと証言、「ルイーズ」の部屋の窓は、締め切られ、中から施錠されており、密室殺人の様相をみせていた。
調査を進める中で、調査員のひとり「マーカード」が「アラブ人を殺したのは自分だ」という遺書を遺して拳銃自殺、「ライドナー博士」の助手である「ジョンソン夫人」が、「「ルイーズ」殺害における犯人の侵入方法が分かった」と「ポワロ」に告げた後、詳細を語らぬまま水差しに入れてあった塩酸を飲んで死亡… 死の間際、彼女は「ポワロ」に「窓」という言葉を言い残し、その頃、偽者だった「ラヴィニー神父」は、仲間と一緒に逃亡、、、
翌日、「ジョンソン夫人」の部屋から「ルイーズ」殺しの凶器と思われる石臼が発見される… と、中盤~終盤にかけては怒涛の展開でしたね。
複数の事件や因果関係が交錯して、事象を複雑化させていましたが、「ポワロ」は、その縺れた糸を解きほぐし、「ルイーズ」の殺人事件の真相を推理します… まさか、死んだと前夫「ボズナー」が生存していて、別な人物に成りすましていたとは気付きませんでしたね、、、
そして、その恋を再び成就させたものの、調査員「リチャード・ケアリー」との恋愛を心配し、彼女を自分ひとりのものとしておくために殺したとは… 熱愛の果てとはいえ、あまりにも利己的な犯罪ですね。
脅迫状の筆跡を「ルイーズ」に似せていたことは巧妙だと思いましたが、経歴の詐称はちょっとムリがあるような… 15年後とはいえ、一度、結婚した相手なら気付きそうなもんですよね、、、
まぁ、親に言われたまま結婚し、すぐに出征したから、ほとんど付き合いがなかったのかな。
もう、10年くらい前に原作を読んでいましたが… 原作では語り手が看護婦の「レザラン」だったので、ちょっと印象が違いましたね、、、
でも、トリックは映像作品の方がわかりやすいなぁ… と感じましたね。
-----staff/cast-------------
原作:アガサ・クリスティ
製作:ブライアン・イーストマン
監督:トム・クレッグ
脚本:クライブ・エクストン
出演:
デヴィッド・スーシェ(エルキュール・ポアロ)
ヒュー・フレイザー(ヘイスティングス)
ロン・バーグラス(エリック・ライドナー 考古学者、発掘隊隊長)
バーバラ・バーンズ(エリノア・ライドナー エリックの妻)
ディナ・スタブ(アン・ジョンソン 発掘隊員)
クリストファー・ハンター(ラヴィニー 発掘隊員、神父)
クリストファー・ボウエン(リチャード・ケアリー 発掘隊員)
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