日本人のふるさと―高度成長以前の原風景 グラフィック・レポート | |
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岩波書店 |
1995年2月24日 第1刷
編者は1932年(昭和7年)神奈川県茅ヶ崎市生まれ。東京大学大学院地理学修士課程修了。ミラノ大学留学。現在は一橋大学名誉教授。駒沢大学教授。日本地理学会会長。経済地理学会会長。
1950年代の日本の風景。この本の編集は1990年代初め頃か。40年でこうも変わるものなのか。
p22 倉敷市 藺草(いぐさ)干しの風景
p25 岡崎市 藤川町 広重の前川
p61 朝鮮戦争中の佐世保港の風景
p63 長崎市新地町 江戸時代からの中国貿易に使われた倉庫が並ぶ。中国人居住地の観。
p80 姫路城
p89 面おどり 鹿児島県黒島の大里
p93 石狩平野の水田
キチンと区画整理された四角形の水田だが、そこに黒い曲がりくねった筋が見える。かつての川の痕跡。こうもくっきりと土の色として残るものなのだ。
p103 大阪市 中之島付近の空撮
p105 皇居辺り 空撮 何もない
p110 男鹿半島 ナマハゲ
※p89の面踊りは南方系かなと思ったが、ナマハゲと似ていないこともない。
p115 横浜 1950年代前半 防空壕のバラック
p125 横浜のアメリカ軍基地のそば。混血児が花を売っている。女の着物を着ているが男の子。
p128 東京 青山 バラック建ての都営住宅
p151 種子島 馬毛島分教場 裸足の生徒が多い
(2013年 西図書館)