投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

みちのく鉄砲店 - 須藤洋平(青土社)

みちのく鉄砲店
クリエーター情報なし
青土社


2007年4月20日 第1刷発行 2007年5月20日 第2刷発行

著者はトゥレット症候群という障害を病っている。闘病を続けながら書き連ねた現代詩20編。

みちのく鉄砲店という題名だけ見て借りた本。まさかこんな思い内容のものとは思わなかった。

息子は痙性斜頸という病気が高校の時に発症し、この11月から症状が重くなった。顔がまっすぐ正面を向けない。左側に向いてしまうのだ。まっすぐしようとする意思と左に向けようとする筋肉が交互に作用して顔が常にゆらゆらと揺れている。これからどれだけこの病気と付き合っていくのか。もしかしたら一生このままなのかなどと思っている。気に入っていて勤めていた進学塾のアルバイトも辞めた。せっかく入った大学を休学するかという話もした。もとはといえば高校のときに適切な診断をうけずほったらかしにしていたことが悪いのだが。

こんな時にこの本を借りた。著者の病気は息子の病気に比べるべくもないが重いものだが、息子のことがなければ読み通さなかったかもしれない。


(2009年11月 西図書館)
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