投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

大丈夫か?オバマ


中央日報日本語版より。




<インタビュー> ファリード・ザカリア氏「強い中国が米国に有利」(1)

米大統領選の真っ只中だった今年5月、バラク・オバマ民主党候補が忙しい中でも本を持ち歩いているのが話題になったことがある。 当時オバマ氏が耽読していた本はファリード・ザカリア・ニューズウィーク誌国際版編集長が書いた『アメリカ後の世界(The Post-American World』だった。

米国の若いスター国際政治学者、コラムニストとしてオバマ氏の国際情勢認識にインスピレーションを与えているザカリア氏に16日、ニューヨークのニューズウィーク16階のオフィスで会った。

--各種コラムと著書で提示した「新しい巨大戦略」(New Grand Strategy)の要諦は。

「この理論の核心は、私たちが現在、大きな世界的変革を経験しているということだ。 全世界的な権力移動であり、これは数百年に一度しか起こらない現象だ。 過去、西欧と米国が順に権力を掌握した。 しかし今回の変化の特徴は中国・インド・ブラジルなど‘周辺国の浮上’(the rise of the rest)と規定できる。 1950年代は日本、60年代は韓国が急成長したが、現在は他の周辺国が政治・経済・軍事的に浮上している。 これは40-50年にわたるプロセスで、われわれはここに適応する必要がある。 米国も他の国に対応する方法を変えなければならない。 今後もスーパーパワーとして残る米国がこうした新しい世界秩序にどう適応するかが、今後の数十年間で最も重要になるだろう」

--米国は最大の競争国である中国との関係をどう築くべきか。

「これは韓国としても重大な部分だ。 個人的に米中関係は21世紀の最大の問題になると確信している。 この関係が順調なら21世紀は平和な時代になり、うまくいかなければ葛藤と戦争の時代になるだろう。 両国が生産的かつ協調的な関係を維持すれば、当事国はもちろん米国の同盟国にも大きな力になる。 逆に米中関係が良くなければ、不信と軍備競争を招き、墜落の渦に陥ることになる。 こうなれば危機状況を生むことになり、両国はもちろん、アジア隣接国にも良くない影響を及ぼすはずだ。 これはとても深刻な問題だ。 ワシントンの一部の人は『もう一度冷戦をしよう』と簡単に話す人もいる。 しかしこの場合、過去の冷戦時代のようにすべてが閉鎖され、貿易など経済的な機会が激減する」

--それなら米国としては、弱い中国と強い中国のうちどちらが望ましいのか。

「米国は中国に対する影響力に限界があるという点を直視しなければならない。 中国の未来は自ら決定されるしかないということだ。 確実なのは、安定した中国が米国にとってはるかに有利だということだ。 安定した中国とは、経済的な繁栄と同時に自負心を持った状態であることだ。 中国が崩壊した状況を想像してほしい。 もちろん中国の力は弱まるはずだ。 大勢の流民が世界に広がり、国際的な政治葛藤が生じることになる。 さらに中国経済はもちろん、米国に続き、世界経済が崩れる。 安定した中国は強い中国を意味するともいえる。 しかしこれが米国・韓国と世界にとってもプラスになるだろう」

--米中関係が韓半島に及ぼす影響は。

「アジアのどの国より韓国にとっては地域的な安定が切実だ。 地域的な不安定性は各国に経済的危機など悪い影響を与えるが、特に韓半島の場合、北朝鮮の崩壊を招く可能性がある。 これによって北朝鮮が韓国に吸収されれば、韓国の発展は20年ほど支障が生じることになるだろう。 ドイツの場合、国内総生産(GDP)の5%ほどを元東ドイツ地域の開発に使っている。 ドイツ統一から19年目だ。 したがって新たな巨大戦略はどの国より韓国にとって望ましいことだ」





<インタビュー> ファリード・ザカリア氏「日本では韓国のものが人気」(2)


--最近の経済危機が世界秩序に及ぼす影響は。

「今回の事態を通して米国など主要国も、国際的な懸案は相互協力を通して解決すべきだということを悟った。 金融資本は何の制約もなく自由に世界を回る。 このため世界銀行、国際通貨基金(IMF)、G7、G8ではなく、G20という体制を通じて問題にアプローチしなければならない。 すなわち過去初めて、西側先進国が周辺国と手を取り合って新しい問題解決システムを構築したということだ。 これははるかに安定的かつ正当性のある体制だ。 今後、米国がどんな政策をとるべきか把握するにはG20を見ればよい。 今後G8に回帰することはなく、G20がこれに取って代わるだろう」

--米国が指導的な位置を失うことに対する反発は。

「米国の外交官は過去のモデルに慣れている。 彼らは路線が決まれば多者外交という名目でソウルへ行き、『こうしてほしい』と要請したりした。 しかし今はソウルに行って『あなたの考えはどうか、何に寄与できるか』などと聞きながら共通の解決法を見いださなければならない。 そうしてこそ他国の積極的な参加を期待できる」

--韓国の役割は。

「その間、非西側国家のうち先進国に飛躍した国は日本と韓国しかない。 中国とインドは依然として1人当たりの国民所得という面で後れている。 韓国は他の後進国に対し、経済発展を成し遂げるために何をすべきか明確に提示できる。 先進国と後進国の仲介役も可能だ。 相対的にあまり注目されていないが、韓国の民主化の成功例も重要だ。 こうした経験こそ、他の後進国が注目すべき部分だ。 発展が途中で止まった中南米国は参考にするのが難しい」

--オバマ氏にとって北朝鮮問題は優先順位が低いといわれるが。

「優先順位を決めても、突然危機を迎えれば措置を取らなければならない。 インドとパキスタンも最優先順位に入っていなかったが、テロ事件が発生したことで迅速な対応措置が取られた。 北朝鮮問題で重要な点は、北朝鮮が協力すれば補償を受けられたように、これを拒否すれば対価を支払うことになることをはっきりと認識させることだ。 特に米国だけでなく中国がこれに関心を持たなければならない。 中国の影響力が米国よりもはるかに大きいからだ。 中国は現在、国内問題に没入している。外に関心を向ける必要がある」

--オバマ氏が大統領になれば北朝鮮政策は変わるのか。

「変わらないはずだ。 オバマ氏は人を変えるかもしれないが、6カ国協議の米国首席代表であるヒル国務次官補が推進する方法を支持する」

--韓国の韓流を知っているか。

「もちろんだ。 中国ではそれほどでもないが、日本で最も人気があるものはみんな韓国のものだった。 韓流こそが真のグローバル化と周辺国の浮上を端的に見せる現象であり、個人的に大きな興味を持っている。 過去は外国文化といえばすべて米国のものだった。 どの国でも外国文化といえばビートルズの歌、ハリウッドの映画を意味した。 しかし最近、日本へ行くと、米国・日本文化のほか、韓国の音楽・ドラマなどが多い。 これこそ本当のグローバル化を意味する」

◇ファリード・ザカリア氏とは

1964年1月にインド・ムンバイで生まれた。コラムニスト、国際問題専門家。 米エール大を卒業し、ハーバード大で政治学博士学位を取得、 その後、外交問題専門誌「フォーリン・アフェアーズ」の編集長を経た後、「ニューズウィーク」国際版編集長を務めている。 明瞭な論理展開で有名なザカリア氏はニューズウィークをはじめ、ニューヨークタイムズ、ワシントンポストなどにコラムを書いて名声を得た。 CNN放送で自分の名前を掲げた国際問題関連時事プログラムを毎週進行している。 『自由の未来』(The Future of Freedom)、『富から権力へ』(From Wealth to Power)などの著書がある。 特に今年5月に出版された『アメリカ後の世界』は、オバマ氏の愛読書としてニューヨークタイムズ選定のベストセラーに入った。

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=109111&servcode=A00§code=A00

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=109112&servcode=A00§code=A00




> --韓国の韓流を知っているか。

>もちろんだ。 中国ではそれほどでもないが、日本で最も人気があるものはみんな韓国のものだった。 韓流こそが真のグローバル化と周辺国の浮上を端的に見せる現象であり、個人的に大きな興味を持っている。

ほんとにこう言ったのか?

言ったとしたら口から出まかせ言ってんじゃねー。何も見えていないのと同然。


>『アメリカ後の世界』は、オバマ氏の愛読書

こんな奴の本をありがたがって愛読書なんて、オバマも大した奴じゃない。日本はアメリカとちょっと離れた方が良いかも。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事