投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

加藤隼戦闘隊 (東宝)

加藤隼戦闘隊 [DVD]

東宝

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監督:山本嘉次郎
撮影:三村明
特撮監督:円谷英二
出演:藤田進(加藤隊長役)、大河内伝次郎、志村喬、灰田勝彦、高田稔、黒川弥太郎、沼崎勲、中村彰、河野秋武他


 昭和19年3月9日(1944年)に東宝から公開された映画。陸軍省が後援とありあます。この映画は昭和43年に再公開されています。

 ずいぶん昔から一度観ようと思いながらなかなか手を出さなかった映画。気まぐれに観てみました。

 映画の内容にさほど期待はしていなかったんですが・・・驚きました。まるでアメリカ映画です。なにがアメリカ映画に似ているかというと戦争に勝っている国の映画なんですね。日本は戦後極端に反軍になります。反戦ではなく反軍です。それは今でも続いていると思います。そのような拘りが全くない。敗戦を経験していない勝っている時の映画ですから当たり前ですか。

 ストーリーも単純明快。加藤建夫という豪放磊落な隊長の昭和16年から17年にかけてのニ年間に焦点をあてたスッキリした内容です。好感がもてました。陸軍省が後援した戦意高揚映画なんでしょうが、そのような鬼畜米英とかの雰囲気は出てきません。まあ、難癖をつければどこにでもつきますから、そういう方にはお薦めしません。

 登場する飛行機は「九七式戦闘機」「一式戦闘機 隼」「九七式重爆撃機」「バッファロー」等の実機。時代から当然白黒映画なのですが総天然色(カラー)であったらと残念に思います。(海軍省が係わってませんので海軍機は登場しません。)
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