主人公は平賀=キートン・太一。日英ハーフ。母親はイギリス・コーンウォール地方の名門キートン家の息女パトリシア。父は動物学者の平賀太平。平賀百合子という娘がいて彼女は日本で祖父と暮らしています。オックスフォード大学に進学し考古学者にしてイギリス特殊空挺部隊SASの元曹長、ロイド保険の調査員。本人は東ヨーロッパにあったと信じている古代文明を研究するために大学に籍を置きたいのだが、博士の肩書もなくそちらはからっきしだめで採用されない。しかたなく保険の調査員をしているという設定。
ビッグコミックオリジナルで1988年に連載開始。連載されていたのを当時読んでいました。1994年まで連載されていたそうですが1990年頃から私は雑誌も本も買わなくなっていたので最後まで読んでいませんでした。今年になって図書館でコミックを借りて最初から読み直し2022年6月にようやく最後の話まで読み終えました。
最終話はロンドンからドナウ川の地に移り住んでツルハシとスコップで発掘を始めるという話で終わります。一番やりたかったことをする。良い終わり方です。
(2022年6月 西宮図書館)