4月だったか3月だったか、掃除していたら出てきた腕時計。確か10年前まで使っていた。もう年の単位が10年単位で話す年になってしまった。その腕時計に電池を入れてみようと思っていた矢先、今回の武漢ウイルスの件で店舗が休み始めて時計屋に持ち込めずにいた。そのうち腕時計を見失ってしまった。狭い部屋なのに。
一昨日帰宅するとテーブルに置いてある。どこから出てきたのか、誰が置いたのか。ま、良い。それを持って会社の近所にあるLOFTに持ち込んだ。
30分待たされて戻ってきた腕時計は動いている。実をいうと前回電池を換えた時、時計屋から内部の機構、クォーツ時計なので電子部品が傷んでいてもうダメですよと言われていたので内心諦めていたのだが、とにかく動いている。
良かった。
上着のポケットに入れて帰宅。ベルトを換えてやろうかと思いながら出してみると秒針が止まっている。やはりダメだったか。竜頭を回してみたがピクッともしない。
しかたない、諦めるかと引き出しにしまった。ウイスキーを飲みながらそういえば時計屋から何か紙片をもらったなと思い出し、しまっていた財布を出しに引き出しを開けるとさっき入れた腕時計が動いている。
写真がそれ。明日まで動いているのだろうか。動いていたらベルトを新調してやろう。