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明治の商店―開港・神戸のにぎわい |
クリエーター情報なし | |
神戸新聞総合出版センター |
初版2017年4月 大国正美 楠本利夫・編/神戸史談会・企画
明治初期の商店案内『豪商神兵 湊の魁』が元となる。
面白く読んだ。明治初期の商店案内の復刻版で当時の店舗の様子を描いた絵がページの上段に配置され、その下に解説が来るという構成。
店舗の絵は周りの街の様子も描かれており、道を闊歩する人、店舗で働く人、人力車も描かれている。皆和装でデフォルメされているので定かではないが髪型は江戸時代のままではないか。
西宮白鹿の看板がある。兵庫県下神戸栄町四丁目山田文造。小売店の様子。その隣は柴田鶴造の石炭油卸所。当時、石炭が街中で売られていたことが面白い。何に使っていたのか。
小野浜には牛馬取引所。といっても場所がよくわからない。新生田川と旧生田川の間を下った海辺ではないかと推測。経営していたのは飯田なを。福原で親族が、かしわ料理店を営んでいたらしい。牛肉ではない。
(2018年1月 西図書館)