投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

倭人伝を読みなおす - 森浩一(ちくま新書)

 
2010.8.10 第1刷発行 2010.9.1 第2刷発行
西日本新聞2010.1.5~8.12連載 倭人伝を読みなおす を加筆修正。
38回分。1回分4~5ページで構成。

p51 第7回
倭人伝は約90年間の歴史を圧縮している。

p136 第23回
投馬国と邪馬台国の記述には臨場感がない。
狗邪韓国をへて対馬国から不弥国までの方向の記載は現在の地理とも矛盾しない。ところが不弥国から出発したとすると南へ水行二十日の投馬国はともかく、南へ水行十日、陸行一月の邪馬台国となると鹿児島より南方の海中になり七万余戸の大国があったとするのは不可解である。投馬国と邪馬台国の記述には、卑弥呼の死後女王台与が晋へ遣使したときにもたらされた新しい情報を陳寿が倭人伝の編述にさいし挿入したと考える。

対馬国・・・有千余戸・・・断定
投馬国・・・可五万余戸・・あるべし、推量

(2012年1月~2月 西図書館)


魏志倭人伝の原文、書き下し文は下記参照。
http://www.eonet.ne.jp/~temb/16/gishi_wajin/wajin.htm 
(東亜古代史研究所 塚田敬章)

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