海岸沿いの都市部の話。誰が都市生活をささえているか。
都市化にともない周りの農地だけが自治体の用地転用により宅地や工業用地に変わった中で、取り残された集落のことを城中村という。
農地ではあるが住人(農民)の私有地という側面が強く、そこの土地の活用方法は持ち主に任せられている。農村が都市に飲み込まれていく過程で、「宅基地」と呼ばれる敷地群は農業用地とみなされないため、アパートを建て都市部で働く人々を住まわせ家賃収入の手段となる。スラムと呼んでいい場所だが、深圳市には1380カ所もある。320平方キロメートル。市の16%。100平方キロメートルが住宅地、35万棟のアパートが建ち総床面積は深圳の住宅地の49%、住民の数は1200万人。深圳の人口は2022年は1766万人。68%が城中村。ただ城中村には深圳の人口には含まれない。一時滞在者も多く住んでいるので、単純に68%とは言えないが、、、。
そこに住む人々は都市機能をささえる仕事をする人たち。建設、配送、清掃、小売りなどを担う人々。