2019年の邦画。役者の事件により9月6日から26日まで期間限定での公開となった。監督は市井昌秀。脚本も同じ。出演は草彅剛、新井浩文、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、甲田まひる、藤竜也、他。
興行収入は2億5千万円にとどまっているが日本で116億円売り上げたスター・ウォーズ/フォースの覚醒よりダレた場面が無くて退屈にならないという点でこちらの方が面白い。最初から最後まで一気に観ることができる良い映画だった。

選んだ食事の場面は父と母の葬儀のあとの食事の場面。
藤竜也は小さな葬儀屋を経営していたが、ある時、銀行強盗を働き2,000万円を強奪。痴呆症の妻を連れ失踪した。時効を迎えたある日、子供たちが失踪宣告による死亡認定を受けた両親の葬儀に集まる。葬儀の後、残った土地家屋の相続配分について話し合うが、それぞれの思惑がありまとまらない。草彅剛は事故でケガをして働けないという嘘をついて他の兄弟より多くの金額を取るつもりだったが、嘘がばれてしまう。あらかじめ夫と話をしていた妻の尾野真千子は合議の場から離れ一人憮然としながら自分が用意したソーメンに手をつける。
この後、隠れてこの葬儀を最初から隠しカメラで写しライブで動画配信していた末子である中村倫也が現れ、今度はその動画を見た特殊詐欺の「かけ子」が家を訪ねてきたあたりから藤竜也が何故銀行強盗をしなければならなかったのか、そしてどこに行ったのかが徐々に分かってくる。新たに登場人物が出てくるたびに話が進み観客はテンポよく物語に引き込まれていく。
役者の事件が無ければもっと知られていて良い映画だったと思うが、お蔵入りになる話もあったそうだから公開まで漕ぎつけれて良かったとは思う。ちなみに事件を起こした俳優はきっちり登場する。