比較するのはどうしてもロンドンオリンピックになる。
今回の日本パートは短い時間だったがその出来はロンドンオリンピックの開会式の華やかさ、イギリスという国が持つ文化の奥行き、古い伝統を持ちながら世界に通用する現代文化を持つ国らしさを前面に出したものを見せられた後に、果たして東京はどうなるのかという心配を杞憂にさせた。色々ゴタゴタ続きでこれからもクリアしなくてはならない課題山積みのなかで一つ不安を払拭させた良い内容だったと思う。
リオオリンピックの日本選手の頑張りもあり2020年は期待して良いと思わせてくれた引き継ぎ式だった。
長野オリンピックの際は低予算という事もあったのだと思うが、長野という歴史ある地方の文化を前面に出しながら日本を表現するのに苦労した様子がありありとしていて、開会式は少し残念だった記憶がある。それより担当した制作陣もなんで今更このメンバーかという思いもあった。
今回の日本パートを任された制作陣は椎名林檎を筆頭に随分若い。冒頭の君が代のアレンジは今までにない出色の出来。全体を通して見せてくれたものは日本でも東京でもなくTOKYO。古い伝統を持ちながら世界に通用する現代文化を持つ都市のイメージを綺麗に伝えていたと思う。
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