投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

最古の農村・板付遺跡 - 山崎純男(新星社)

 
2008年7月15日 第1版第1刷

著者は1946年熊本県生まれ。別府大学文学部史学科卒。文学博士。福岡県教育委員会。

P19 細かい溝が円形にまわる遺構2基
 中国の民族例などから家畜(豚)小屋と想定

P21 残念なのは環濠内も削平が著しく
 環濠に対応する住居跡が存在せずその構造が不明

*板付に住居跡が無いということを別の本で読んだが削平が原因か。あったかなかったのかが分からない状態なのだろう。

P26 宗像市光岡長尾遺跡
 貯蔵穴を囲む環濠
 丘陵頂部に独立して位置
 径42m×46m
 きわめて良好な遺存状態
 濠は幅3m、深さ2m
 断面はV字
 南北の相対する2か所に陸橋あり
 陸橋の中央部に幅50cm深さ70cmの溝あり
 ネズミ返しと思われる

(2020年11月 西宮図書館)
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