投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

冬は穴に宿(ネ)、夏は巣に住む  ただのメモです

竪穴式住居と高床式住居の話。冬は穴の中に住んで夏は木の上に住む。

礼記 巻九 前漢BC206~AD8
昔者(ハ)先王未だ宮室有らず。冬は則ち営窟に居り、夏は則ち檜巣(ソウソウ)に居る

日本書紀 神武天皇即位前紀 8C
巣に棲み穴に住みて、習俗惟常(シワザコレツネ)となりたり(橿原に都を定めたときの話)

日本書紀 景行天皇四十年 8C
冬は穴に宿(ネ)、夏は巣に住む(蝦夷(エミシ)の話)

三国志魏書 巻一〇〇 勿吉国伝(5C~6C)
其の地は下湿、城を築き穴居す、屋の形は塚に似、口を上に開き梯を以て出入りす

後漢書 東夷列伝 5C
邑落は雑居し、また城郭は無く、土室を作るに、形は塚の如く、開戸は上に在り

旧唐書 巻ー九九 下 靺鞨伝 10C
屋宇無く、山水に依り地を掘て穴を為し、木を上に架して、土を以て之を覆う。中国の塚墓の如き状。相聚まりて居り夏は則ち出て水草に随い、冬は則ち入りて穴中に処す。

北蝦夷図説 巻二 間宮林蔵 1808
穴の深さは三、四尺(1mほど)
戸口は家屋の正面に突き出した庇の下にあった
9月10月(旧暦)に使いはじめ、2月3月に出た(雪が解ける前)
(樺太アイヌの話)

カムチャッカ半島北部 海岸コリヤーク族
天井の出入り口+横の戸口

アムール川下流、樺太のニブヒ族
天井の窓は採光と換気専用
入り口は別にある

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