日本の川はヨーロッパのそれと比べれば滝である・・・と例えられるが、その元ネタ2例あり。
貝塚爽平 「日本の地形」 岩波新書
1977年3月24日第1刷
1995年5月22日第2刷
日本の地形―特質と由来岩波書店このアイテムの詳細を見る |
著者は1926年三重県桑名市生まれ。1948年東京大学理学部地理学科卒業。地形学、第四紀研究専攻。
P89
河川の浸食作用による、ひだの多い日本の山々にくらべ火山は孤立し、なめらかな山腹や山麓をひろげているし、また緑豊かな日本の山の中で活火山は樹木の成育を許さず、岩や砂礫の山肌をなすことが風景に変化を与えているゆえんである。アタカマ砂漠のように、全域に緑がなく、また山地に谷が少なくのっぺりした地形では、火山があっても日本での火山のように風景にきわだった変化を与えはしない。
P143
B・H・チェンバレン 19-20世紀 日本事物誌
国土が狭小なために、たいていの日本の河川は川というよりもむしろ急流である(リバーというよりもむしろトレンツである)
J・デレーケ 河川技術者 オランダ人
明治24年7月の大洪水後の常願寺川をみて「これは川ではない滝だ」と言ったと伝えられている
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