私のドラムの師匠、青山純さんは長い旅に出られました。
思い起こせば初めて会って、叩き出されたリズムと音色にノックアウトされ、本気で惚れ込み、一緒にツアーに連れて行ってもらい、色んな方と出会わせて頂いた。
レコーディングで遅くなれば帰りの電車が無くなるのでマンションに泊めて頂き、一緒にレコードを聴きながらあーでもないこーでもないと語り尽くし、翌日師匠のスネアとペダルとスティックケースを担いで駅までの結構急な上り坂を登って行く。
新幹線に乗り、飛行機に乗り、船にも乗り日本各地をまわった。
その時の飛行機のタグがスネアケースにビッシリ残ってる。
それがある意味自分の隠れた自慢だったりする。
当時の写真を引っ張り出せば、もっともっと色んな思い出が蘇ってくる。
今日その青山さんが遠くに旅立たれた。
師匠を亡くしたのは寂しくも悲しくもある、でも当時の想いを思い起こした時、色んな事が蘇り自分の志を改めて新たに目標を立てる事が出来た。
青山純はずっと自分の中に居ます。
有り難うございます師匠。
ゆっくりオヤスミください。