東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

雑記その4

2020年03月26日 | 展覧会(日記)
   美術館・博物館の臨時休館は続く。
 
 
   兵庫県立美術館のゴッホ展は、再々開することなく打ち切りとなる。
 
兵庫県立美術館
「ゴッホ展」
会期:1/25〜3/29 
→3/4〜3/15休館
→3/17から再開
→3/20正午〜3/24休館
 
   再開して4日目の3/20。前日の急遽の兵庫-大阪の往来自粛要請もあって、再度の臨時休館は予想できた。しかし、発表が当日で、しかも正午からの休館開始となるとは、ギリギリ入館した人も、美術館に向かう途上で知った人も、驚いたことだろう。
 
→そして3/24発表。3/31まで休館延長。
   ゴッホ展は再々開することなく、無念の打ち切り。
 
 
 
   会期が到来している展覧会のみならず、未到来の展覧会にも影響が現われ始めている。
 
東京都美術館
「ボストン美術館展 芸術×力」
2020年4月16日~7月5日
 
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開幕延期、5月中旬頃の開幕を予定しています。
   ボストン美術館の30日間の休館により、展覧会の準備が困難となったためだという。
 
 
 
   一方、2/29〜3/17まで臨時休館で、3/18から再開した原美術館。
   現在開催中の展覧会の会期延長と、2020年の展覧会予定の変更を発表。
 
「森村泰昌」展
変更前:1月25日〜4月12日
変更後:1月25日〜6月7日
 
「メルセデス・ベンツ アート・スコープ 2018-2020」展(仮題)
6月21日〜9月6日(会期変更なし)
 
「光-呼吸   時をすくう5人」展
変更前:4月25日〜6月7日
変更後:9月19日〜2021年1月11日
 
原美術館コレクション展
変更前:9月中旬〜12月
変更後:開催しない
 
 
 
 
   朝日新聞3/17付夕刊記事「展覧会  開くという意味」を読む。
 
   上野の森美術館、世田谷美術館、ワタリウム美術館が取材されている。いずれも開館中の美術館である。
   以下、上野の森と世田谷について抜粋。
 
上野の森美術館
VOCA展2020
2020年3月12日〜3月30日
(朝日新聞記事より)
・5〜10分に1回程度、空気を入れ替える換気設備がある。
・過去の同展の入場者実績から人が密集した環境にはなりにくい。
・入場者数は、鑑賞の際に周囲と十分なスペースが確保できる1時間あたり200人に制限。
・1月まで開催していたゴッホ展なら開催は難しかった。
 
世田谷美術館
村井正誠   あそびのアトリエ
2020年2月8日〜4月5日
(朝日新聞記事より)
・世田谷美術館の場合、開館は区の判断で、区と館で日々情報を共有している。
・展覧会の入場者数は普段の半分以下に落ち込み、もっとも少ない日は30人に届かないことも。
 
 
 
   先の3連休。
   晴れで、季節を先取りするような暖かさで、桜も満開(あるいは満開近く)。
   渋谷の街も、原宿の街も、いつもと変わらないたいへんな人出。外国人観光客がいなくともたいへんな人出。私自身が出かけていて言うのもなんだが、その人出に驚く。4月の東京、恐れている事が現実化しないことを願うばかり。


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