2015年1月、常設展に展示中の17世紀イタリア絵画を3点。
カルロ・ドルチ(1616-86)
≪悲しみの聖母≫
1655年頃
82.5cm×67cm
1999年購入
フィレンツェで活躍した宗教画家。
本作は、ティツィアーノの聖母像を原型として16-17世紀にスペインで人気を博した聖母像の形式をふまえたものと考えられるとのこと。また、聖母のモデルは、長い間、1654年に結婚した妻と考えられていたとのこと。
マルカントニオ・バッセッティ(1588-1630)
≪ダナエ≫
1620-30年頃
98cm×123cm
2010年購入
ヴェローナ生まれの画家。1616年にはローマにいたことが知られ、カラヴァッジョの影響を受けたとのこと。
本作は、旧松方コレクション。十五銀行、個人蔵(東京)を経て、2010年購入。
ベルナルド・カヴァッリーノ(1616-1656年頃)
≪ヘラクレスとオンファレ≫
1640年頃
127cm×180.3cm
2000年購入
17世紀ナポリ派の画家。
2010年開催のカポディモンテ美術館展でも1作品≪歌手≫が出品。