2021年第2期コレクション展
2021年10月8日〜11月21日
愛知県美術館
「曽我蕭白」展の鑑賞後、コレクション展を駆け足鑑賞。
展示室6「グスタフ・クリムトと光の諸相」
クリムト
《人生は戦いなり(黄金の騎士)》
1903年
愛知県美術館には計3回行ったが、クリムトの本作品を愛知県美術館で見るのは初めて。
展示室5「洋画特集ー作品の情報を見る」
日本の洋画が、1880年代制作(高橋由一、山本芳翠、浅井忠)から1958年制作作品まで、40作家各1点ずつ、40点並ぶ。その充実ぶりに感心する。
以下、5選。
中村彝
《少女裸像》
1914年
画面裏はネガのようにくっきりと表側の少女の姿が写る。
この頃、相馬家の長女俊子を集中的に描く。この作品は俊子の通う女子聖学院の校長から展覧会会場からの撤収を要求されたという。
岸田劉星
《高須光治君之肖像》
1915年
河野通勢
《自画像》
1917年
結婚1ヶ月後の自画像。
前田寛治
《褐衣婦人像》
1925年
約2年半のフランス滞在時の制作。この年、ジャクリーヌ・ショーダンをモデルに作品を残し、本作品もジャクリーヌがモデルと伝えられている。
長谷川利行
《霊岸島の倉庫》
1937年
霊岸島は、江戸期には船の発着場、花街として賑わいをみせたという。現在の中央区新川あたり。
さて、愛知県美術館の後は、大阪に移動し、一泊します。