東京でカラヴァッジョ 日記

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上海博物館 中国絵画の至宝(東京国立博物館・東洋館)

2013年10月16日 | 展覧会(東洋・アジア美術)

上海博物館 中国絵画の至宝
2013年10月1日~11月24日
東京国立博物館・東洋館


10月の3連休に東京国立博物館を訪問。

本館16室の≪奇獣図譜≫の次に向かったのは、東洋館。
実は、リニューアル・オープン後、初めての入館。
エレベーターで、4階の「中国絵画の至宝」展会場に直行する。

中国絵画には疎い私。
“宋元から明清まで、約千年に渡る中国絵画を代表する名画を一堂に展示いたします。 初公開、一級文物をふくむ40件もの名品によって、五代・北宋から明清にいたる中国絵画の流れを辿ることのできるまたとない機会です。”
と言われても、ありがたさがわからない。

前期・後期入れ替えがあるので、展示数は27点。
比較的時間をかけて見たのが、2点の絵巻。いずれも前期のみの展示。


1)閘口盤車図巻(こうこうばんしゃずかん)
  五代・10世紀

 上海の≪清明上河図≫?
 ざくっと分けて3場面に、労働の風景が描かれる。

 ・材料を輸送する人たち
 ・水門の水流を利用して粉を挽く
 ・役人の検査を受けて、粉が積み出される

 確かに、その細密さ、色(絹地や線の色)は、≪清明上河図≫っぽい気がする。


2)煙江畳嶂図巻(えんこうじょうしょうずかん)
 王詵(おうしん)筆 北宋・11~12世紀

 “王詵(おうしん)の現存唯一の作品。数少ない北宋絵画のうちでも、それを代表する名品”らしい。

 会場では、拡大写真パネルにて

 ・水面に浮かぶ2艘の船。
 ・山中の理想郷に遊ぶ人々が描かれる(右側の船のところと山道のところ)

 が描かれてます、と紹介されている。
 言われなかったらまず気付かない。
 言われても薄すぎて判別しづらい。
 目を凝らしたが、本当に判別できたのかどうか、心もとないところ。


他はほぼ素通り。
中国絵画に目覚める日が来るとしても、まだまだ先の話のようである。



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