歯科検診と音楽

今年も障害者施設の歯科検診＆音楽療法コラボが始まりました。

７月３日＜Ｕ作業所＞

この日の施設は私が毎月音楽療法に行っている施設なので
事前に歌う曲、「ビリーブ」「人間っていいな」２曲を選曲していただいて
施設の方で歌詞カードを書いておいて戴きました。

ボディーパーカッションも取り入れましたが
人数も多く、少しざわついていたために３回ほどやってやめました。

こういう時は後ろまで声が届かないと
「何をしていいか分からない」「やりたくない」と思う人が出てくるので、
全員をこちらを向くように用意した曲を歌うことにしました。
指揮者・歌詞譜を持って下さる人を選んでいただいてありましたので
スムースに歌に入ることが出来ました。

心を落ち着けて検診を受けてもらえるように、皆さんからのリクエストを
受けて、ひろ子先生と交代でキーボードを弾きます。
音楽療法を受けている方の好きな曲も何曲も弾きました。
私を信頼してくださっている女性の側に座って、落ち着いてもらいました。
これも私達のセッションの一部です。
検診もスムースに行うことが出来たようで良かったと思います。

７月１０日＜Ｔ作業所＞

事前に連絡を入れて、皆さんの状態をお伺いしておきましたので
曲の選曲も流れも上手くいったように思います。

人数も１５人と少なかったのでセッションもやりやすかったように
思います。
この日は、スタッフを巻き込んで・・
やはり、目線を落として一緒にやっていただくことも良いのかなぁ～
と思って当日までスタッフには内緒にしていました。

１、身体リズム（ボディーパーカッション）
２、脳の活性化と身体の融合
３、発声
４、歌う

１、少し説明不足で対象者が戸惑ってしまった。（即興音楽）
２、対象者、スタッフにレイをかけたり光物をかぶって貰ったり
　　「楽しい」「一体感」「季節感」を感じてもらう（アロハオエ）
　　　皆さん、楽しんでくださっていたように思います。
３、歯科検診と歌につなげてゆくために大きく「口開け」を促し
　　口の周りの筋肉を緩め、緊張感を取るために大声を出す
４、手のひらを太陽に・幸せなら手をたたこう～の２曲を歌う。

検診の間、みなさんの表情や年齢などを考慮に入れ
学校時代に聴いた歌、歌った歌、流行の歌などをＢＧＭ的に流す。

皆さん、とっても落ち着いて検診もスムースに行えたと
Ｄｒから言葉を頂いた。

この言葉が私達にとってはとても嬉しいことです。
しかし、いつも同じことでは・・・
次回も対象施設にあったプログラムを考えなければ。

今夜はおなじみのカノンをお聴きください
Pachelbel Canon in D Major Perfect Version