この寒い日に～

今日は朝から雪で吹雪いていたこちら地方です。

昨夜の９時３５分からの上映を見る予定だったのですが
息子の帰りが遅く、今日になってしまいました。

「敬愛なるベートーベン」を鑑賞してきました。
昨年暮れから行きたかったのですが、時間がとれずやっとです。

夫ちゃまと二人で２０００円、映画もこの値段で見られるのですから
安いものです。
友人も私と行けば、付き添いと言うことで１０００円で入場できますから、
見たい映画のときは一緒に～行きます。

さて、この映画は、ベートーベンの第九交響曲の作曲に若い女性作曲家
との烈火のごとき師弟愛を超えた愛の音楽ドラマです。
耳の聞こえないベートーベンは第九を指揮するに当たって
聞こえない不安と恐怖でいっぱいであった。
しかし、アンナは自分がいるからと励まし、自らがスコアを見ながら
楽団員の間でベートーベンに見えるように合図を送る。
ベートーベンとアンナの二人三脚で演奏をし終えた。
そして・・・
また、彼の苦悩の日々が・・

ベートーベンが大好きな私は、彼の振る第九の音にとても感動をした。
思わず４楽章で「歓喜の歌」を口ずさんでしまった！
この映画にはたくさんの曲が出てきた。

最初に弦楽４重奏のための「大フーガ」変ロ長調が大音量で流れてきた。

ピアノ協奏曲第４番ト長調・２楽章
交響曲第９番ニ短調「合唱」
ピアノソナタ第５番・第３楽章
ヴァイオリンソナタ第７番ハ短調・第３楽章
ディアベリの主題による３３の変奏曲・第２９変奏
交響曲第７番イ長調・第２楽章
エリーゼのために　　等々

そして最後に再び「大フーガ」から～第九へと・・

客席は最後の音楽が終わるまで人が立つ気配はなかったのは、
やはり、自分自身でこの映画を終結させたいと願う心の動きだと思った。

「ウイーン・ケルントメートア劇場（初の第九演奏をした所）」に見立てた
ブタペストから車で２時間というケチケメート市にあるカトナ・ヨーゼフ劇場を使ってのロケ、
そして演奏はケチケメート交響楽団とケチケメート教員合唱団が
実際に第九を演奏したという。

以前にもベートーベンの映画を見たことがあった。

「不滅の恋　ベートーベン」

作曲家ベートーヴェン（ゲイリー・オールドマン）の死後、自分のすべての作品と財産を永遠に愛する人に譲りたいと記された遺書が発見された。彼の弟子でもあった親友のアントン・シンドラー（ジェローン・クラッペ）はその遺志を尊重し、彼の最愛の女性を探そうとするのだが……。
バーナード・ローズ監督が、単なる伝記映画の域を超えてベートーヴェンの謎に迫るロマンティック・ミステリ映画。劇中、ベートーヴェンの名曲が散りばめられ、その中でアンナ・マリ―（イザベラ・ロッセリーニ）など3人の女性と彼と愛の遍歴が麗しく再現されていく。G・オールドマンが、この偉大なる作曲家の内面の苦悩を見事に体現しているのも大きな見どころだろう。
（Amazon.co.jp 参照 ）

そしてこんなベートーベンもありました～！
この肖像画は学校の音楽室に張ってありますよね～

そう言えば・・ベートーベンは女性に支えられていたんですって！
私も彼のピアノソナタを１５曲半も弾いて支えている（違）