感動している～

超特急で編曲を仕上げ、「のだめカンタービレ」の録画を見ました。

何故かドラマを見てピアノを弾いている「千秋クン」の曲、
ラフマニノフ作曲協奏曲第二番を聴いて、こんなに素敵な曲だったのかと
感動をしてしまいました。

このドラマには沢山のクラッシクの曲が出てきます。
ドラマを見なくても音楽を聴くだけでも楽しいかと思います。
難しくもなく・・・肩もこらずに～聞き流すだけでも良いと思います。
昨日のレッスンのとき、６年生のＨ君とこのドラマの話をしました。

協奏曲って～？
シンフォニーって？
ともかくドラマに出てくる音楽用語が気になるみたいで・・・
今まではこんなことを言う生徒ではなかったのに！
ようやく目覚めたのかしら～っと思いました。
ドラマとの相乗効果大です。
Ｈくん、きっと、心の中では千秋君のように弾きたいと思っているのでは
ないかと察します。
なんせ、シャイボーイですから～口には出せません。
でも目がマジで語っていました。

さて～学生時代は感動とか興奮など、以外に感じなかったのに～
いま、私は、なぜ涙が出るほど感動をしているのでしょうか～

先日もスカパーで「オペラ座の怪人」を見ていたら、
ぼろぼろと涙がこぼれてしまいました。

年のせいで？・・・涙もろくなったのか・・・？

いやいや・・今頃、音楽の素晴らしさが心の中に深く入ってきているのだと
思いました。

子育ての頃は演奏会に行っても、帰宅時間が気になったり、
練習をしていてもすぐ「おかーさーん」の声に呼ばれ～
仕事中は懸命にレッスンをし・・・
音楽をゆっくり聴く暇がなかったのかも分かりません。
ＣＤを鳴らしても生徒の弾いている曲を聴かせる・・
決して気に入って聴いている訳ではありませんでした。

最近、毎日レッスンの始まる前に、レコードを聴いています。
それはゆったりと・・・
ちょっとささくれた音がしますが懐かしい音です。

ウイルヘルムケンプのベートーベン・ピアノソナタ一番を聴きました
何故か彼がすきなのです。

学生時代から彼のソナタはすべてに近く聴いてきましたし、
ベートーベンを弾いてきました。
歌科の私がピアノソナタを弾くなんて・・
ちょっと羨ましがられたりもしましたが、好きだから弾けたのだと思います。

今ですか？
今はフォーレに傾いています。