いつも・心に音楽を・くちびるに歌を~♪ 自然を感じて!

音楽療法、音楽教室、障がいを持つ子供さんのピアノ指導、緩和在宅音楽療法、アマティーナ愛知弦楽合奏団

私の股関節

2006-12-18 | 変形性股関節症


股関節についてはホームページにも闘病記として、
レントゲン写真などを載せていますが、大まかに書いてみます。

1月9日三重県で生まれる
健康優良児として三重県から表彰される

満1歳を迎えた頃、歩行がおかしいのに両親や祖父母が気づく。

それから、一志郡嬉野町にある薬王寺病院で脱臼と診断を受ける
通院が難しいので入院となった。

しかし、完全に治りきらず「山田日赤病院」に転院
ここで、「臼蓋形成不全」と言う正式な病名がつきここでも2ヶ月の入院だった。
そして、脱臼はとっても良好に治癒し「臼蓋形成不全」のまま
脚には異常もなく24歳まで過ごす事ができた。

結婚をし、弟3子の出産後、脚に違和感を覚え、病院へ行ったが
別に何も異常はないと言う事で「臼蓋形成不全」については
ただ、一言「かぶりは浅いね~」と言われただけで薬も何もなし。

第4子の出産後に少し痛みが出始めた。
43歳になった頃~テニスで走り回る事が出来なくなった。
しかし、歩けないほどではなかったのでそのままにしておいた。

45歳、痛みが急に襲ってきて整形外科を受診
また、この時も何も言われず「臼蓋形成不全」はあるが脱臼は綺麗になおっているから心配はない。

50歳になり、再び受診
この時、以前のDrとは違い、「手術する?」と言われた。
何のことやら分からなかったが、後で聞いた所によると「自骨」手術
であった。
しかし、この頃は生徒の数が大変多く長期入院療養は出来なかったので
痛みながらも何とかやり過ごしていた。

54歳~
・この頃は昼夜問わず脚の痛みが強かった。
・太ももに電気が走るような感じ
・腰の痛み
・膝の痛み、足首から足先にまで痛みが走る
・とうとう歩行が困難になってしまった(2分も歩くと足が前に出ない)

こんな状況の中で明るい光が~
股関節にアルツをしてくださるというDrが現れた。
膝のアルツは皆さんから聞いて知っているが股関節は???
ネット検索をしても、成功例はない。

しかし、このDrは膝の2本分の注射液で股関節にヒアルロン酸を注入
合計で20回ほど~
これで4ヶ月は少々の痛みで結構脚が軽くなって歩行も軽かった。
約一年、この方法で温存をしてきたが、そのDrが急死
この注射をしてくれるDrはいないし、出来るDrもいない。

このDrの死後はボルタレンの痛み止めと座薬で何とかしのいでいた。
とうとう決心をしてまた50歳の時に受診をしたDrに診て貰う。
手術が決まった。
自骨(RAO)手術ですることになり、年明けのピアノの発表会後に
してもらう事になった。

しかし、どんどん気持ちが落ち込み気分が晴れる事がなかった。
それは、生活と療養時間の長さである。

仕事がしたい~
生徒を長い間待たせられない
大学での授業を休みたくない
大勢の音楽療法を受けてくださっている皆さんに松葉杖姿を見せたくない

とうとう、自骨手術を人工関節置換術に~
プライドのあるDrにこの話のをする事について相当悩んだがお願いをした。
Drは「もったいないよ」の言葉をくり返され、リューマチが発症するかも
分からないのでと言う事で・・・半ばごり押しで手術方法を変更

それに伴い更生医療の変更に区役所まで~
かなり時間がかかるので焦った(結局手術をして2週間後に医療認可)

そしてピアノの発表会を開催
この日はリハーサルをして、休憩時間に痛み止めの注射を受けに病院に走った。
ボルタレン座薬で抑えていたが、歩行中に急に歩けなくなって転んでしまったから~
靴も舞台に出る時だけヒールのある靴を履き、あとはスリッパで通した。
何とか、発表会も無事に終了した頃には痛み止めも切れて
自宅に入るや否や、動く事が出来なくそのまま床に入った。

この日から私はペンギンの様な歩行をしていた。
みるも無残な姿である。

2005年2月2日入院、2月4日手術  そして、現在にに至る

少々の不便はあるが、あの痛みから解放されて自由に飛び回る事が出来て
良かったと思っている。
まだ、右足の手術もあるが~
これも手術をすれば痛みもなくなる~

骨粗しょう症になる前に手術をするか~
もっと痛くなるまでそのままにしておくか~
しかし、あの痛みはもう二度ときて欲しくないので、
早いうちにと考えている。

人工関節というのは一生ものではない。
よくもって、15年から20年。
どうしても磨耗しやすいのでこの年月が目安とされている。
大事にしてQOLを低くするか、したいことをしてQOLを高めるか~
それは自分しだい。
歩かないでずっと座っていれば磨耗もなく長持ちをするであろう、
大事にするに越した事はないが、
人間、明日も分からない~
したい事をして大いに人生を謳歌したいと思うぴあのんです。


本日の音楽
のだめオーケストラ~
のだめちゃんが弾いた悲愴(2楽章)を真似て弾いてみた。
きゃ~~素敵じゃない!
弾きたい人は~ふつーに弾けてから、弾きましょう~!

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヒアルロン酸 (とーそん)
2006-12-19 02:25:09
ヒアルロン酸は確かに効いてたんですね!
でも、ずっと打ち続けるのもきついですね。
僕が、手術をした病院は、膝しかヒアルロン酸を打たない。同じ関節なら打ってもよさそうだと思う。
また、エバー○イフが飲むヒアルロン酸を販売しているけど、どうして膝の効果だけを謳ってて、股関節のことは言わないかが疑問です。
返信する
大変だったんですね; (rudolf2006)
2006-12-19 05:31:35
ぴあのんさま
お早うございます。

闘病記、読ませていただきました。
こんなに大変な思いをされているのに、いつも明るいぴあのんさん、素晴らしいです、ほんとに~

朝からいい話を読ませていただきました。
ありがとうございます。
無理をしないでくださいね~
ミ(`w´)彡 
返信する
こんにちは~ (おぱーる)
2006-12-19 10:50:08
 あらためてまた読ませてもらいました。
人工の磨耗・・・これがネックだよね。
でも、生活の質を上げるためにしたんだから
うんと楽しまないと意味がない気もするし・・・
野球選手や ゴルファーも居るってTVで
言ってたね。きっと再手術覚悟で したいことの方を選んだんだね。
私も50代のうちにまた手術になると思うと
気が重い・・・だから今たくさん出歩きたい。
返信する
苦労しますね (atuko)
2006-12-19 16:14:43
大変なご苦労があったんですね
私は60歳が過ぎてから「股関節臼蓋不全」と診断されて、呆然としました。でもこれまで、若い時は知らぬが仏で山登りでもバレーボールでもスケートでもなんでもやってきました。
それで、なにもおこらなかったのですから、いまさら恐れることもないと、この頃は開きなおりました。

今は何も治療法が無いと言われて、夢中で筋トレをした結果、昼間の痛みから解放されました。
夜は横になると痛みが出てなかなか寝付けませんが
睡眠剤を飲みながら何とかしのいでいます。

いろいろ情報を頂きながら頑張っています。
こんな、情報が無かったら私は、落ち込んで痛みから解放されなくて、泣いてばかりの生活になっていたかも知れません。

どうぞ、ぴあのんさんらしい、生活を頑張ってくださいね。
返信する
Unknown (To とーそんさま)
2006-12-19 21:50:22
アルツについて
膝は比較的短い距離で隙間も大きく注射がしやすいので症例が多いのですが、股関節になると長いし
レントゲン透視化の下、シュミレーションをし、注射針を入れていきます。
痛みは針を刺す時だけで、股関節の所が張って来る
感じがします。とっても楽でしたよ。
きつくはありませんでした。
股関節のアルツはまだまだですね。
私のアルツをして下さったDrは脊椎が専門ですから
とっても上手に注射をなさったと思います。

http://www.pain.jp/c/c-g.htm

此処にもありました。
返信する
Unknown (To rudolfさま)
2006-12-19 21:54:24
私の闘病記ですが~これだけではありません(笑)。
子供の頃、死を免れた事もありました。
親のお陰です。
高い薬代で私を元気にしてくれました。
こうして生きる喜びを感じています!

いつも励ましをありがとうございます!
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いくつも (yuki)
2006-12-19 21:55:49
キーポイントがありますね

自骨手術だったらどうだったんだろう

アルツを続けられてたら

45歳の時に、きちんと温存の指導を受けていたら



だけど、今はまあまあのQOLだから

一番いい選択肢だったと思います



返信する
Unknown (To おぱーるちゃん)
2006-12-19 21:58:35
おぱーるちゃんも先が不安でしょ~
でも、なる時はなるさ~ってちょっとだけ
いい加減な気持ちになるのも良いかも!
再手術は~アメリカは人工についての
医療が進んでいるから~簡単に入れ替えを
するらしいよ。
知り合いの奥様がアメリカで股関節の手術を
決めてきたって。
返信する
Unknown (わんちゃん)
2006-12-19 22:02:32
人工っていつまで持つかしら?
って心配ですよね。でもせっかく歩く事の楽しさを取り戻せたんだから使わないとね。「掲示板」のお邪魔してます。愚痴聞いてください。
わんちゃん股関節自伝書こうかな?
返信する
Unknown (To atukoさま)
2006-12-19 22:03:26
>夢中で筋トレをした結果、昼間の痛みから解放されました。
良かったですね。
でも夜間痛はあるのですね~
手術は痛くなかったし、リハビリも楽しかったし
私にとっての手術は~ペインクリニックに行ったようなものです!
入院生活はとっても楽しかった・・と言うより
自分で楽しさ探しをしたんですよ~
音楽療法までさせていただいて・・転んでもただでは
起きなかったぴあのんです(笑)。
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