緩和ケアー病棟の音楽療法

昨日はE病院の緩和ケア病棟の音楽療法でした。

前月にいらしてくださった女性のリクエスト曲「千の風になって」を

練習して行きましたが、いらしていない！

ああ〜やっぱりか〜っと思った所、

車椅子で看護師さんと一緒にニコニコ顔でいらしてくださった。
「今日、あるって、知らなかったもんだから～来たよ」

 

嬉しい‼

 

実はこの曲は先月、弾けたのですが場所が場所だけに「楽譜が無くて弾けないんですよ～」

とお断りしてたのです。

 

でも、練習していってよかった～

 

拙い演奏に拍手まで頂いてしまいました^_^

私・・・ピアノの先生のくせしてあまり上手くなくて・・・

♪次にトーンチャイムの演奏

以前、個人の緩和ケアーの音楽療法をやっていた時、

「自らが一音でも一緒に鳴らす事で大袈裟だが生きているという

実感が有る」と言って下さった方がいらした。

 

その方は、大腸がんを患い余命宣告を受け、どうせなら、家で過ごしたいという願いで、

訪問医と看護師のケアーを受け、家で療養されていた。

ご家族と一緒に七夕や夕焼け小焼けを演奏してくださって・・・

クライアントの笑顔はちゃんと私の心にしまってあります！

 

私が緩和ケアー病棟でトーンチャイムを皆様に演奏していただくのは

そんな経緯が有ったからです。

 

もしかしたら病院のスタッフの皆様は「病人さんに何をやらせるの！」っと

思っていらっしゃるかもわかりません。

忙しいのに・・・お手伝いなんて～っと思っていらっしゃるかもわかりません。

 

トーンチャイムは作業所でお借りしていましたが、ＭＹ・トーンチャイムを購入

高かったから働かなくては・・（笑）

 

ポーンと鳴り響く音、止めなければずっと余韻のある楽器

そして何よりも　トーンチャイムは、ひとりでは演奏できない楽器です。

ひとりひとりが自分の音を担当し、グループ全員が一つになった時に、素敵な音楽になります。

 http://www.youtube.com/watch?v=BrhsGDvq-q8　　

このような音色です♪

この動画は人数が少なくて１人で何本も担当していますが当現場では１人１本でやっています。

 

 

クライエントの言葉

「自分の一音が無いと曲にならないんだな〜」
「必要とされる事って大事だな〜」

言葉だけでは言い尽くせない
参加してくださった皆様の、優しさと温かさの感情を頂いて帰りました。