ほねのひとりごと

痛いよう～痛いよう～

私のほねは悲鳴を上げていた

何とかして～痛いよう～

上ほねと下ほねがとっても薄いふとんを取り合って喧嘩をしているんです。

なかよくしてよ～

でも・・上ほねと下ほねはゴリゴリ・・ゴリゴリ・・

こすれあってふとんの取りやっこ。

ふとんは何十年も使ったので、だんだんへたっていって見る影も

なくなっていってしまいました。

そんなに早くへたったのは訳があるんです。

それは生まれつき上ほねの形がちょっと違ったのです。

とっても小さいとき下ほねはちょっと横を向いてしまいました。

でも、早く気がついたので、下ほねさんは元に戻ることが出来ました。

上ほねも下ほねも一生懸命がんばってくれたけど、

悲しみのあまり、だんだん声が小さくなっていったんです。

ある日、お医者様がほねの悲しみがあまりにはげしいので・・・

可愛そうに思って新しいのと取り替えて下さいました。

でも・・金属で出来た骨は守ってやらないと、ほかからやっつけられるんです。

新しいほねは、守ってね～と言っています。

今まで、とっても頑張ってくれたほねさんとお別れして、新しいほねさんが

来てくれたんだから・・・大事にするよ。

☆今、痛い痛いから解放され新しいほねは身体の中で頑張ってくれています。
　これから、大事に大事に使いながら、ほねと対話をしていきます