第二回、歯科検診＆音楽療法コラボ

今月、２回目のセッションです。

歯科医師３名
歯科衛生士・助手３名
ＭＴ２名
８名のスタッフで障害者作業所の歯科検診が行われました。

セッションは作業所の皆さんはとても歌が好きなのですが
毎日一生懸命,仕事をしているので普段は何かかがない限り
声を合せて大きな声で歌う事もないという職員さんのお話でしたので
こんな機会に気分を発散して気持ちよく検診を受けてもらおうと思い、
全員合唱をする事にしました。

曲目は「友だち賛歌（作業所の名前を入れて替え歌に）」「ビリーブ」「幸せなら手をたたこう」の３曲です！

歌詞カードもってもらうかた２名。
そして指揮をやってくださる方１名
どなたかと声をかけたところ、音楽療法に来てくださっている利用者さんが
手を挙げてくださいました。
私としては・・・ちょっとびっくり！以外でした。

しかし、３曲とも一生懸命手を振って皆さんを先導してくれました。
とっても頑張ってくださったＳさんに

そして、大きな声で元気に歌ったところで歯科検診です。

ほとんどの利用者さんが嫌がらずに検診を受けていました。
検診を受けた皆さんが「虫歯があったよ」「歯茎は健康」っと教えてくださいました。

検診中は皆さんの気分を和らげるために・・

ひろ子先生のソロ（音色は心地よく響く楽器音）＆連弾をしたり、
お１人ずつとお話をしたり、明日が「お誕生日」と知ったので「ハッピーバースデー」を歌ったり大好きな歌をリクエストしひろ子先生に弾いていただいたり・・・

４０名近くの検診も無事終了～

障害を持っていると、虫歯があってもなかなか発見されなかったりします。
歯医者さんと聞いただけで不安になったり、怖かったり、機械音に恐怖感を持ったり、白衣を怖がったり・・・
不安で自閉症特有のパニックが出たりと・・・
健常な人でも歯医者さんはとっても嫌で敬遠しがちなのに、障害となるとなおさらなのです。

こうして作業所で集団検診を受ける事によって、
虫歯の早期発見ができたり、歯磨きの大切さを覚えたり、歯槽膿漏の予防の
指導を受ける事が出来ます。

今回でこのコラボも４年目になりますが、最初は手探り状態でした。

何をどうセッションしてゆくか・・
そうだ！私自身がいつも感じている事をなくせば良いのです！
「恐怖からの開放」をすればと考えました。

私自身とても怖がりで歯医者さんに行くと「縛られ身動きすら出来ない」
っという感じになる時間を過ごす事がいつもありました。

そんな時は持参した小さなレコーダーの中にいれた自分の好きな曲を聴き、
音楽に触れることによって気持ちが平穏になるという感覚を掴んだ経験が
何度かあります。

では。。
作業所の音楽はどうしたらよいか？
先ずは歌、次にリズムそしてトーク
この３拍子を上手くセッションの中に組み入れていく・・
それがぴあのん流音楽療法のミニ版です。

毎回、マンネリにならずに新鮮な風を持って残りの施設にお伺いしたいと
思います。