ある日の出来事
A子は母の面会に老人施設に行った。
エレベーターに乗り母の居住する階に向かったが、
いつもの見慣れた風景の中にA子の母はいなかった。
時間・・13時50分
A子は母を捜しに居室に向かった。
居室の近くには職員が2人、オムツや清拭の入ったカートを押し
立って話をしていた。
「すみません~○○ですが何処にいるのでしょうか?」とその職員に尋ねた所
職員は「足が腫れているから寝てもらっているのです」と言いながら
ポケットを探り、鍵を出して母のいる居室の鍵を開けた。
「足が腫れているのは人工関節が入っているし、骨盤骨折をした事が
あるからだと思いますが、此処に来る前からですよ。」っとA子は職員に言った。
「ええ、前から腫れていましたがね~」っと職員は言った。
何をいまさら~と思ったA子である。
中に入ったA子は「寒い~何?この寒い部屋」っと思わず口に出してしまった。
その寒い部屋の中でA子の母はベットに腰をかけていた。
「どうしたの?」
「トイレに行きたいと思って」
「あら~行っていらっしゃい、気をつけてね」
この居室は北側の部屋で薄暗くいつもながら陰気くさい殺風景な部屋である。
ベットの周りには簡易トイレが置いてある。
毛布は大昔、A子が使っていたような毛布であり、今時の暖かい感じの
毛布ではない。
母はそれに包まって横になっていたのかと思うと何だか情けなくなった。
寝床から起きあがってカーデガンを羽織るにも着る物も置いていない。
きっと一枚羽織らないと寒いだろうに・・・
トイレから帰った母はA子に「ちょっと此処が濡れている」っとベットを指差した。尿漏れの跡である。
A子は母のズボンをみたら案の定ズボンが大きく濡れていた。
隣の部屋にいた職員に声をかけ、下着の交換をしたいのだが
何処にあるのかと尋ねたら、隣の部屋から母の私物を持ってきた。
部屋に置いて置くと汚れたら自分で取り替えてしまって
汚れ物か洗濯したものかわからなくしてしまうと言うのが職員の口から出た。
そして濡れた下着を取り替え始めた職員に、
「リハビリパンツを穿かせその上からパットを当てられないのですか?」
っと尋ねたところ、
「まだ自分で意識があるから順序があって普通のパンツを穿いてもらっています」
まぁ~これは施設の方針なのでそうなのかと思ったが、やけに大きなパンツを
穿きこれではパットの役目はまったくないであろうと思った。
しかし、足が腫れていて寝かせなくてはいけないのは誰の指示なのだろう?
医者が正確な診断を下し、その様に指示を出したのであろうか?
ここでもまた疑問が起こった。
そして、寝ていなくて歩き回っていると言うことはどういうことなんだろう~。
徘徊が始まったのか?
だから「鍵をかけて居室から出られなくしているのか?」
鍵をかけると言うことは「拘束」もう少し言えば「虐待」である。
現在は「拘束」することについては家族の同意書が必要である。
承認のサインをしたのだろうか~?
本人は簡易トイレよりも外のトイレに行きたいのである。
外から鍵をかけられていては外に出られなくその場で失禁をしてしまうだろう。
これは失禁がはじまった。。。
認知症が進んだ~と言うことになってしまうのではないだろうか。
A子は母を促し、明るく暖かい食堂に連れて行った。
いろいろ話をしたりしてA子は様々な疑問を持ちながら帰途についた。
疑問
足の腫れについて医師の診断を受けての適切な処置なのか
リハビリパンツの使用は是か非か
なぜ居室に鍵をかけるのか
この3項目がとっても引っかかっていたA子は母の面倒を見ている
家族に連絡を取った。
そしてこの家族から施設側に疑問点に対する答えをしてもらうように
担当のマネージャーに連絡をとってもらった。
続く・・・
A子は母の面会に老人施設に行った。
エレベーターに乗り母の居住する階に向かったが、
いつもの見慣れた風景の中にA子の母はいなかった。
時間・・13時50分
A子は母を捜しに居室に向かった。
居室の近くには職員が2人、オムツや清拭の入ったカートを押し
立って話をしていた。
「すみません~○○ですが何処にいるのでしょうか?」とその職員に尋ねた所
職員は「足が腫れているから寝てもらっているのです」と言いながら
ポケットを探り、鍵を出して母のいる居室の鍵を開けた。
「足が腫れているのは人工関節が入っているし、骨盤骨折をした事が
あるからだと思いますが、此処に来る前からですよ。」っとA子は職員に言った。
「ええ、前から腫れていましたがね~」っと職員は言った。
何をいまさら~と思ったA子である。
中に入ったA子は「寒い~何?この寒い部屋」っと思わず口に出してしまった。
その寒い部屋の中でA子の母はベットに腰をかけていた。
「どうしたの?」
「トイレに行きたいと思って」
「あら~行っていらっしゃい、気をつけてね」
この居室は北側の部屋で薄暗くいつもながら陰気くさい殺風景な部屋である。
ベットの周りには簡易トイレが置いてある。
毛布は大昔、A子が使っていたような毛布であり、今時の暖かい感じの
毛布ではない。
母はそれに包まって横になっていたのかと思うと何だか情けなくなった。
寝床から起きあがってカーデガンを羽織るにも着る物も置いていない。
きっと一枚羽織らないと寒いだろうに・・・
トイレから帰った母はA子に「ちょっと此処が濡れている」っとベットを指差した。尿漏れの跡である。
A子は母のズボンをみたら案の定ズボンが大きく濡れていた。
隣の部屋にいた職員に声をかけ、下着の交換をしたいのだが
何処にあるのかと尋ねたら、隣の部屋から母の私物を持ってきた。
部屋に置いて置くと汚れたら自分で取り替えてしまって
汚れ物か洗濯したものかわからなくしてしまうと言うのが職員の口から出た。
そして濡れた下着を取り替え始めた職員に、
「リハビリパンツを穿かせその上からパットを当てられないのですか?」
っと尋ねたところ、
「まだ自分で意識があるから順序があって普通のパンツを穿いてもらっています」
まぁ~これは施設の方針なのでそうなのかと思ったが、やけに大きなパンツを
穿きこれではパットの役目はまったくないであろうと思った。
しかし、足が腫れていて寝かせなくてはいけないのは誰の指示なのだろう?
医者が正確な診断を下し、その様に指示を出したのであろうか?
ここでもまた疑問が起こった。
そして、寝ていなくて歩き回っていると言うことはどういうことなんだろう~。
徘徊が始まったのか?
だから「鍵をかけて居室から出られなくしているのか?」
鍵をかけると言うことは「拘束」もう少し言えば「虐待」である。
現在は「拘束」することについては家族の同意書が必要である。
承認のサインをしたのだろうか~?
本人は簡易トイレよりも外のトイレに行きたいのである。
外から鍵をかけられていては外に出られなくその場で失禁をしてしまうだろう。
これは失禁がはじまった。。。
認知症が進んだ~と言うことになってしまうのではないだろうか。
A子は母を促し、明るく暖かい食堂に連れて行った。
いろいろ話をしたりしてA子は様々な疑問を持ちながら帰途についた。
疑問
足の腫れについて医師の診断を受けての適切な処置なのか
リハビリパンツの使用は是か非か
なぜ居室に鍵をかけるのか
この3項目がとっても引っかかっていたA子は母の面倒を見ている
家族に連絡を取った。
そしてこの家族から施設側に疑問点に対する答えをしてもらうように
担当のマネージャーに連絡をとってもらった。
続く・・・
昨日 お隣のベットの68歳の男性が
「ここの看護士さんはみなよい方で。
今は患者が病院を選ぶ時代 病院側も
良く考えてきている」と感心してました。
確かに 老人を赤ちゃん扱いしませんし
丁寧に見えます。
でも、やはり父のシーツも ズボンも
汚れていました・・・・
シーツ交換の日しか 取り替えられないんですね。
今朝は起きるのが遅くなりました。
一体どういう介護をしているんでしょうね;;
哀しいですね;;
年老いた方は訴えることができないですよね
そのことを分かった上で介護をされているんでしょうか;;
A子さんはきっとショックだったと思います、きっと。良い介護を受けられるようになるといいですね。
ミ(`w´)彡
どんなに設備が整い、どんなに親切なスタッフの居る施設でも肉親が願う程の看護は行き届きません。
私の妹も重度の身体障害のある娘を抱えていますが施設に入れる事に疑問があり自宅で世話をしています。さぞ大変だろうと思いますが、自分の務めだからと言って娘を中心に結構明るい家庭を築いているようです。
でも年老いていく親の看護の問題は我々共通の課題ですね。
でもきっと、それなりにもっともらしい、回答を捏造するんだろうなー。どこも似たり寄ったりなのかな? 商売第一?
考えさせられました。自分の大切な親、あるいは
パートナーの親が倒れたときのことを考えると
こういう扱いって、とても疑問です。
と同時に、悲しいです。
偶然に訪問してブログを読んで・・・・・余りにも悲しい老後?を想像してしまいました。
確かに家ですごさせる事は困難なのかもしれませんが余りにも・・・・確かに其の人たちも頑張っているし職業とし頑張られているとは思いますが自分の親だったらこうするのかとも思ってしまいました。
お陰様で両親はそういうことなく天国で私達を心配しながら見守っている事とは思いますが・・・・せつないし、長生きをすると言うことは・・・こういう現実を読んでどうにかならないの・・と私達もこういう現実が待っているのでしょうか?
♪rudolfさま ♪春の局さま
♪ペン吉さん ♪音*2さん
♪イルカさま(はじめまして~)
コメントをありがとうございました。
「2」を書かせていただいてからレスコメントを
させていただきます。
よろしくお願いします。
同居の義母は現在、病院に入る事や施設に
入る事を極端に恐れています。
こちらは、1度もそんな事は言った事ないのに・・・。
デイ・サービスで、色々な話を聞いてくる
のだと思います。
先日も、義母が具合がとても悪いと言った時
義妹が、老人は急に悪くなるから往診して貰って
下さいと電話で言うし、本人は入院でもさせられ
たらイヤだと、泣きながら言うんですよ~。