作業所の音楽療法

まだ、日中はパラパラと雨が落ちてきて梅雨空がちょっと
気を重くしています。

本日は今月２度目の
作業所歯科検診＆音楽療法コラボです。
この施設は私が３年前から音楽療法に月１で行っている
授産施設です。玄関を入ったら皆さんから
「あ～～あ～～音楽ある？の」のご挨拶を
頂いてしまいました。

○セッションの流れ

歯科医師３名、歯科衛生士３名、音楽療法２名
担当歯科医からの挨拶、各自、自己紹介。

歯科衛生士の「歯に良い食べ物、悪い食べ物」いろいろな
食べ物を分類して、話をされました。

音楽療法セッション

セラピスト２名
（セッションセラピスト＜ぴあのん＞＆伴奏セラピスト＜ひろさん＞）
対象者人数（男性、女性半々くらいに人数で約４０人）

・挨拶、全体に向かって～
・今日、歌を歌う意味を話す
　（歯科検診で気持ちを楽にするために）
・声を出すために身体のリラックスをしてもらう。
　背伸び、あくび、等
・歌を歌う体制に入る。
　全員起立
　座位でいるよりも、声がよく出せて、
　身体を使うことによって　リズム感が出せ、曲に
　気持ちが入りやすい。

今日の歌「切手のない贈り物」「ピクニック」
二曲とも、作業所の方で、Ｂ紙に歌詞を書いてもらい、
指揮者を決めてもらい歌うことにしました。
「仲間が、指揮をし、みんなの前で代表して歌う」
仲間作りや協力をし、一緒に声を出すと連帯感を
意識させるための方法を取りました。

セラピストは、いつものように皆さんの間を歩き、
手を取ったり、声がけをしたり、意志の疎通を図りながら
楽しい雰囲気に持ってゆくように努めた。

後ろの方に行くと、伴奏の音があまりよく聞こえず
勝手に歌っていく参加者もいたが、手を取って一緒に
リズムを刻むと上手く曲に乗ることが出来た。

伴奏セラピストは参加者の顔を見たり、歌声に合わせて
伴奏をする事が大事ですが、上手く出来たのでスムーズに
歌うことが出来た。

２曲を歌い終わって、リラックスできた事を確認
歯科検診に移る。

前回は曲集が童謡だけであったので、幅広く音楽を聴いてもらうために違うジャンルの曲集を用意した。

検診中、優しい音色で聴けるように、
ストリングスので曲を流す。
「千の風になって」が前回好評だったので今回も使用。
一緒に口ずさんでいる参加者が多くいた。

沢山のリクエストを参加者から貰い、伴奏セラピストのひろさんも
リクエストに答えてくれた。
こういう場面で、リクエストがあれば、
さっと演奏が出来なければいけないと言う事を実感する。
何曲も演奏が出来るようにしておくことが課題。

今回のセッションについて、
一応、とは思うが、課題を幾つか貰ったので
次回のセッションに生かせるようにしたい。



歯科医師から
今回も音楽があったのでスムースに歯科検診ができました。
ありがとうございました。