もしも～ピアノが～弾けたなら～

今日、６８歳の男性の方から電話があった！

＊ピアノを習いたいんですが～

♪経験はおありになりますか？

＊いや～全然ありませんしピアノもありません
　キーボードがありますがそれでは駄目ですか？

♪いえいえ、駄目ではありませんが・・・
　私の教室は既にいっぱいなのです。
　申し訳ありません。

＊あの～どうしてもだめでしょうか？

♪ほんとに申し訳ないのですが時間的に余裕がないのですよ。

＊一度、お伺いしてもいいですか？

♪一度くらいなら結構ですが、毎週というのは出来ません。
ご期待に添えないと思います。
申し訳ありません。

なんと、これの繰り返しで２０分・・・・

＊「もしもピアノが弾けたら」という曲を、女房に聴かせてやりたんです。
実は女房は寝たきりで・・・

♪うーん・・・・（心は既に動き始めました・・・）
わかりました、ではこの曲、一曲をレッスンしますので
○曜日においでください。
毎週、同じ曜日には出来ないと思いますがよろしいですか？

＊うれしいです。ありがとうございます。

ああ～また～私はこういう言葉に弱いのです・・・

もしもピアノが・・・指一本でも弾けたらきっと嬉しいだろうな～
その気持ちが私に伝わってきたのです