で ん わ

昨年、大学の卒業式前夜、救急車で運ばれて以来、
ずっと入院していた生徒から電話がありました。
昨年の私は、この生徒の卒業式の日には未だ入院中で、
「明日は卒業式だね～おめでとう」のメールを入れていました。
しかし彼女はこのメールを読むことが出来なかった・・・

後になってお母さんから事情を聞かされました。

「先生元気？私、もうよくなったよ」
「久しぶりだね、そう～元気になってよかったね」
「今は実家にいるの？」
「違う、大阪の親戚」
「そ～う、こちらには帰ってこないの？」
「未だ帰れない」
「そうなんだ・・」
「先生のHPを見ているよ」
「うん、ありがとう」
「なかなか書き込めない・・・」
「いいよ～無理しなくて」
「また、電話していいかな～」
「楽しみに待っているよ」

彼女は２４歳・・

楽しかった４年間の学生生活、そして彼との出会い、
それは女性として幸せの真っ只中だったのでしょう。
あの、はつらつとした彼女がこんなにも悲しい思いをしたなんて
本当に私は何も力になれなかった自分を悔やみます。

自分のことで精一杯だった私、まさか病院に入っているなんて
思ってもいなかった・・・。

あなたはまだ若いのよ～
これからの未来があるのよ～
誰でも彼女にこう言うのかな～

私は・・・・あなたに・・・・


あしたの　夢を　みるならば
わたしといっしょにみましょうか

あしたの　歌を　うたうなら
わたしといっしょにうたいましょうか

大空かけた　あの日のように
わたしといっしょにかけましょうか

大きな心に出会ったときは
わたしといっしょに歌いましょう