いつも・心に音楽を・くちびるに歌を~♪ 自然を感じて!

音楽療法、音楽教室、障がいを持つ子供さんのピアノ指導、緩和在宅音楽療法、アマティーナ愛知弦楽合奏団

何故か~

2005-12-06 | 音楽療法&療育
一昨日、特養で地元中学生との音楽交換演奏会があった。
入所者は勿論のこと、デイサービスにいらっしゃる皆さんにも
声をかけた・・・が意外な答えが返ってきた。

老・・何処でやるの?

私・・うん?二階の食堂だよ

老・・嫌!絶対二階なんか行かない。

私・・えっ?何故?

老・・あんなとこ絶対行かんよ。

私・・だって、音楽を聴いて貰うんだよ
   皆さん、音楽クラブで頑張って練習もしているし、聞いて上げて。

老・・嫌だねっ。

凄いショックだった。

つまり、2.3階にいらっしゃる方は、入所の人でデイサービスの人から見れば
超認知症という様に見ているのだ。

自分たちは認知症ではないからデイサービスに行っている。
あそこに入れば認知症だと。

デイサービスにだって認知症の人は通所してきている。
何らかの理由があって入所をしているのだから、区別するのはおかしいと思う。

私はその老人の人間性をちょっと疑ってしまった。
何でもよくしっていらっしゃるし苦労人だと思っていたが、
そう言うところで、人を区別しているのだなぁ~と思うとちょっと
悲しい。

「いつか貴方もそうなるよ。」
みんな、これから先のことはわかんないのに・・と言いたかった。

入所者の人でも認知症で無い方もいらっしゃる。
ただ、家族に世話をかけたくないからとか、天涯孤独だからとか・・
そのような方もいらっしゃるのだ。

もしかしたら、この老人は、そんなことくらい分かっていて、
先々の不安な気持をこの様な言葉や態度で表したのかもわからない。

きっとそうだ、デイサービスにいらっしゃる人たちは、先々の不安を
抱えているのかもしれない。

私も一緒だ、将来、もし、認知症になって、子供達に迷惑をかけたら
と思うと不安だが、なってしまうのは仕方がない。
好きでなるわけではない。

その不安感を少しでも和らげるためにも、一生懸命演奏をしている
仲間の姿を見て欲しかった。

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2 コメント

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♪おぱーるちゃんへ (ぴあのん)
2005-12-07 22:52:14
そうなんです。私、ちょっと偏見の目でその老人を見ちゃった。あ^~私としたことが反省。老化=死・・私も母がね~まるで自分の将来を見ている感じがする・・
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そうなんですね (おぱーる)
2005-12-07 18:00:38
 お年よりは私たちが考える以上に

老化に対して敏感なんだと思います。

だって、老化=死・・・ですから。

父を見ていると この頃自分の老後を

本当に身近に感じ 焦ります・・・・
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