(注)以下の文面は、日本の音大の批判文ではありませんので、
念のため、誤解なきよう、どうぞよろしく!!
「お客様は神様でございます」でおなじみ三波春夫(1923-2001)さん。
その三波さんですが、チャンチキおけさで歌謡曲デビューする前は、
バリバリの浪曲師でした。
日本の伝統的な発声法に三波さんは通じているんですね。
そこで、その三波さんに、ひとつ講演を、というわけで、芸大・国立音大・武蔵野音大の学生を集めての講演会が開かれたことがあります。
講演は大盛況。が、講演を企画した某音大教授にとっては災難だったようです。後日、大学当局の呼び出しを受け「大学の体面を汚すようなことはするな」と、こっぴどいお叱りを頂戴したからなんです。
歌謡曲の歌手が講師に招かれる。それが音大側にとって、どうしても耐えられなかったのだとか。
ところで、日本人ほど、自分を音痴だと思っている国民はないといいますネ。
その原因は、こういった音楽大学の体質にあるかもしれないと言う人もいますヨ。
日本のものは低俗、西洋のものが唯一絶対的な規範。と、かつてほどではないにせよ、このような明治維新の体質を、いまだ引きずる音楽教育。
日本人にとって、これは音痴を作り出すための教育カリキュラム以外のなにものでもないのだとか。
その理由は、日本人と西洋人の音感の違いにあります。
日本人にとって気持ちのいい音。それは、西洋人とはまったく違うのですネ。
例えば日本人は、ある音を発声するとき、まず目的音より少し低めの音を発声し、そこから徐々にずり上げて目的音に達するという方法をとります。そして目的音に達すると、今度は音程を微妙に上下に揺り動かすという、いわゆるコブシをきかせ、地声で朗々と歌い上げます。
昨日の日記で触れたように、リズムは伸縮自在で、ぐらぐら。
このような歌い方が、日本人にとっては、一番気持ちがいいのだとか。
なぜなら、これが二千年近く(あるいは、もっと古くから)続いている日本人の伝統的な歌い方。
日本人の血に一番マッチしたものだからだ、と、言う人も。
しかし西洋式の音楽教育では、これは間違った歌い方、下手な歌い方とされてしまうんですネ。
西洋式の正しい歌い方は、まず出だしの音の正確さ、そして音の高さがまっすぐ伸び、音が上下に震えたりしない。地声は厳禁。これらが強要されるのですが、これは本質的に日本人の音感に合わない極めて不自然なものです。
それを幼少のころから教育現場で押しつけられる。そのことで生じる、(無意識的な)心理的ストレスは大変なものです。
これが日本人を音痴にしているのだと言う人も。
音楽教育を受ける前は、音楽が好きだったのに、妙な音楽教育の洗礼を受けたために、音楽に拒絶反応を示すようになった。
これが、「音痴」の正体だと言う人もいます。
ところが、そのような自称「音痴」という人でも、日本人の音感に一番しっくり来る民謡や演歌だけは、不思議にうまく歌えるものです。
一方、オペラ歌手。歌のプロなのにもかかわらず、なぜか日本の伝統音楽だけは
鬼門。
どうしても西洋式オペラの発声法で、演歌や民謡は歌えないといいます。
やはり西洋の音楽的方法論では、日本人の心というもの。
それは表現できないのかもしれませんネ。
音痴だと思い込んでいる人に、どうぞ教えてあげてください。
あなたは、正常。
西洋式の音楽教育になじまないだけ。
もしかしたら、これ、アトピーのようなものなのかもしれませんネ。
日本人としての伝統音感が強すぎるため、外来のものに、過敏にアレルギー反応を起こしているだけなのかも・・・。
この日記を書かれた「今様」は 青森県音楽資料保存協会の事務局長を
やっておられますです。
私が演歌を歌っても演歌にならない~いくら練習をしてこぶしを
まわしても地声も出ないし、すぐに裏で歌ってしまう。
このお話をお伺いしてなるほど~なるほど・・っと思いました。
今様の了解の下でこの日記を転載させていただきました。
念のため、誤解なきよう、どうぞよろしく!!
「お客様は神様でございます」でおなじみ三波春夫(1923-2001)さん。
その三波さんですが、チャンチキおけさで歌謡曲デビューする前は、
バリバリの浪曲師でした。
日本の伝統的な発声法に三波さんは通じているんですね。
そこで、その三波さんに、ひとつ講演を、というわけで、芸大・国立音大・武蔵野音大の学生を集めての講演会が開かれたことがあります。
講演は大盛況。が、講演を企画した某音大教授にとっては災難だったようです。後日、大学当局の呼び出しを受け「大学の体面を汚すようなことはするな」と、こっぴどいお叱りを頂戴したからなんです。
歌謡曲の歌手が講師に招かれる。それが音大側にとって、どうしても耐えられなかったのだとか。
ところで、日本人ほど、自分を音痴だと思っている国民はないといいますネ。
その原因は、こういった音楽大学の体質にあるかもしれないと言う人もいますヨ。
日本のものは低俗、西洋のものが唯一絶対的な規範。と、かつてほどではないにせよ、このような明治維新の体質を、いまだ引きずる音楽教育。
日本人にとって、これは音痴を作り出すための教育カリキュラム以外のなにものでもないのだとか。
その理由は、日本人と西洋人の音感の違いにあります。
日本人にとって気持ちのいい音。それは、西洋人とはまったく違うのですネ。
例えば日本人は、ある音を発声するとき、まず目的音より少し低めの音を発声し、そこから徐々にずり上げて目的音に達するという方法をとります。そして目的音に達すると、今度は音程を微妙に上下に揺り動かすという、いわゆるコブシをきかせ、地声で朗々と歌い上げます。
昨日の日記で触れたように、リズムは伸縮自在で、ぐらぐら。
このような歌い方が、日本人にとっては、一番気持ちがいいのだとか。
なぜなら、これが二千年近く(あるいは、もっと古くから)続いている日本人の伝統的な歌い方。
日本人の血に一番マッチしたものだからだ、と、言う人も。
しかし西洋式の音楽教育では、これは間違った歌い方、下手な歌い方とされてしまうんですネ。
西洋式の正しい歌い方は、まず出だしの音の正確さ、そして音の高さがまっすぐ伸び、音が上下に震えたりしない。地声は厳禁。これらが強要されるのですが、これは本質的に日本人の音感に合わない極めて不自然なものです。
それを幼少のころから教育現場で押しつけられる。そのことで生じる、(無意識的な)心理的ストレスは大変なものです。
これが日本人を音痴にしているのだと言う人も。
音楽教育を受ける前は、音楽が好きだったのに、妙な音楽教育の洗礼を受けたために、音楽に拒絶反応を示すようになった。
これが、「音痴」の正体だと言う人もいます。
ところが、そのような自称「音痴」という人でも、日本人の音感に一番しっくり来る民謡や演歌だけは、不思議にうまく歌えるものです。
一方、オペラ歌手。歌のプロなのにもかかわらず、なぜか日本の伝統音楽だけは
鬼門。
どうしても西洋式オペラの発声法で、演歌や民謡は歌えないといいます。
やはり西洋の音楽的方法論では、日本人の心というもの。
それは表現できないのかもしれませんネ。
音痴だと思い込んでいる人に、どうぞ教えてあげてください。
あなたは、正常。
西洋式の音楽教育になじまないだけ。
もしかしたら、これ、アトピーのようなものなのかもしれませんネ。
日本人としての伝統音感が強すぎるため、外来のものに、過敏にアレルギー反応を起こしているだけなのかも・・・。
この日記を書かれた「今様」は 青森県音楽資料保存協会の事務局長を
やっておられますです。
私が演歌を歌っても演歌にならない~いくら練習をしてこぶしを
まわしても地声も出ないし、すぐに裏で歌ってしまう。
このお話をお伺いしてなるほど~なるほど・・っと思いました。
今様の了解の下でこの日記を転載させていただきました。
やはり、先天的音痴でしょうか?
何でもテストで格付けするのは「キライ」を作りますね。
私も20歳を過ぎてから「勉強とはかくも、面白いものだ」と痛感した事があります。
その時高校までの教育を振り返って腹がたちました。
どうして、こんなに魅力的なものを、つまらなくさしてしまうのかと
この日記頭にしかと置いておきます。
有難うございます。
でも、まだ
ヴァイオリン演奏を聞き、
先週か先々週かも朝、テレビでありえない組み合わせの音楽家の演奏(歌も)も聞き思ったことがあるのです。
音楽家はマジシャン以上だ
ヒョットして創造主
だって、無機質な、命も感情も持たない物質に命を吹き込み、感情さえ表せさ、その感動を多数の人に伝えられる伝道師なんだ
って。
影も形も無い音を巧みに操れるのですから
スゴイっとおもいました。
先生のお陰で音の世界に惹かれていかれそう。
このブログと関係ない事ですが~~~~
その曲を作った人の人となりやその時の思いを
知ればもっと豊かな聞き手になれたのに~~~
試験の爲だけにしか捕らえられなかった私が
悲しいです
医者に診て貰って歌の先生に聞いて貰って
初めて診断されることですから~
何でもテストテスト~嫌ですね。
ピアノにもグレード(各協会、楽器メーカーが作った)テストがあります。親御さんは受けさせたがる・・そんなに、レベルが知りたいのでしょうか~
弾いていればレベルなんて大体わかります。
それ以前に、弾いている本人が気持ちよく弾いているか~聴いている方が心地よく聴けるか~と言うことだと思います。
テストによるランク付けって音楽に必要なのかな~
♪音楽は無限の可能性を秘めた宇宙のリズムと
波調による調和だと言われています。
命の鼓動~躍動~叫び~これも音楽!
地球上には無数の音楽がありますよね~
カスミ草さまも毎日どこかで音楽を奏でています。
気がつかない打かえで・・・ね。
いろいろな音楽の背景まで知るともっともっと
楽しくなるでしょうね~
音符の模様、楽器の模様、ベートーベンの肖像などかありましたよ
音楽ネクタイ、(音符・黒)
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