終戦から76年を迎えた15日、全国戦没者追悼式に臨んだ菅首相は、式辞で歴代首相が触れてきたアジア諸国への加害と反省に言及しませんでした。
また読み飛ばしたかと思いきや、第2次安倍政権のスタイルを踏襲したもので、初めて「積極的平和主義」の言葉を盛り込んだ昨年の式辞と、構成や表現がほとんど変わらず、『コピペ』と揶揄されています。
そんななかで新たに盛り込まれた「戦乱の渦に巻き込まれ」という責任の所在をあいまいにした表現は「文案を考えた官僚が、分かりにくい形で国の免罪化をしたのでは」と指摘されています。
一方で天皇陛下のお言葉には「深い反省」という言葉が盛り込まれており、外国の方とりわけアジア諸国の方々はおかしな国だと感じているのではないでしょうか。