長引く物価高を受け、盛岡市は2025年度、学校給食費の補助を拡充する方針を固めました。22、23年度に続く市内の全小中学校を対象にした支援で補助額を23年度比2.4倍に引き上げることとし、国の補助メニューがなく断念していた24年度内(1~3月)分も補助するとのことです。
23年度の補助額は約9千万円でしたが、25年度は約2億3千万円を予定しており、保護者の負担が減ることになります。ここまではどうということのない話題ですが、記事の最後に「内舘茂市長が公約に掲げる給食費無償化には年間11億円が必要と試算している」とあり、これは聞き捨てならぬと思いました。
11億円に対する2億3千万円では腹八分には程遠く、市長さんの公約も道半ばの半ばくらいですが、下五は「腹半ば」で我慢しました。
20日(月)の記事から詠んだものですが、今日22日(水)は市議会臨時会における内舘茂市長の「無償化につながる第一歩」との発言と、議員の「二歩目、三歩目につながるよう前向きに検討して欲しい」との意見が紹介されており、良いタイミングでの入選となりました。
解説を拝見して、なるほどと思いました。
令和5年に初当選された内舘茂市長は、小中学校の給食費を無償化するとの公約でした。
その取り組みの第一歩として、給食費の一部を補助するという事業が始まるようです。
給食費無償化の取り組みは、すでに全国の自治体で始まっています。千葉県の場合、令和5年から、第3子以降の給食費が無償となっています。
市町村によって取り組みに差がありますので、どこに住んでどこで子育てするのかの判断材料の一つになりそうです。
さて入選句です。
鍵となる言葉が腹半ばだと思います。元ネタをご存じの方には、よく響く言葉だと思いました。
何事も腹八分目と言いますので、この後の進捗が楽しみと思わせるような、言葉の選択になったのではないでしょうか。
>腹半ば... への返信
shuさんこんにちは。コメントありがとうございます。
現在、投稿規定には明示されていませんが、平成14年に採否の状況を問い合わせた読者に対し、2.5%の狭き門との回答に加え「岩手日報の記事から素材を求め、庶民の声や喜怒哀楽を「五七五」に託してください」とありました。
県民や地元の市民でも記事を読んでいなければ、何のことか分からないことになりますが、テレビなどで小耳にはさんでいれば「あゝあのことか」となります。
ブログを始めたのは「何を詠んだのか分からない」という知人に説明するのが面倒だったからですが、千葉県在住のshuさんには熱心なファンになっていただき、ありがとうございます。